第81回ベネチア国際映画祭、ティム・バートン「ビートルジュース ビートルジュース」で華やかに開幕 個性的な審査員メンバーずらり
2024年8月29日 17:30

第81回ベネチア国際映画祭が、現地時間の8月28に開幕した。オープニング作品は、36年ぶりの続編お目見えとなったティム・バートンの「ビートルジュース ビートルジュース」。前作「ビートルジュース」の35年後を描き、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダーらオリジナル・キャストに加え、新たにジェナ・オルテガ、モニカ・ベルッチ、ウィレム・デフォーらが加わった。前作のスピリットを汲んだ、痛快なホラー・コメディでベネチアを沸かせた。
21本揃ったコンペティションの話題作は、トッド・フィリップスの「ジョーカー」続編、「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」、アンジェリーナ・ジョリーがオペラ歌手のマリア・カラスに扮するパブロ・ララインの「Maria」、ニコール・キッドマンとハリス・ディキンソンが禁断のSM関係を持つ「Babygirl」、ルカ・グァダニーノとダニエル・クレイグがタッグを組んだ「Queer」、ペドロ・アルモドバルがジュリアン・ムーアとティルダ・スウィントンを起用し始めて英語映画を撮った「The Room Next Door」ウォルター・サレスの12年ぶりの長編フィクション「Ainda Estou Aqui」あたり。
アウト・オブ・コンペティション部門には、ブラッド・ピットとジョージ・クルーニーが組んだジョン・ワッツの「ウルフズ」、カンヌで披露されたケビン・コスナー監督作「Horizon: American Saga – Chapter1」に続く「Chapter 2」、今年栄誉賞を授与されるクロード・ルルーシュの新作「Finalement」、ハーモニー・コリンの「Baby Invasion」、さらに日本から黒沢清の「Cloud クラウド」、北野武が監督、脚本、主演を務めるAmazon Original映画の「Broken Rage」などがある。

コンペティションに日本映画はないものの、他にもオリゾンティ部門に空音央の「HAPPYEND」、併設部門である「ベニス・デイズ」のオープニング作品として、五十嵐耕平の「Super Happy Forever」が並ぶ。
メイン・コンペの審査員メンバーは、イザベル・ユペールを審査員長に、チャン・ツィイー、アグニエシュカ・ホランド、ジュゼッペ・トルナトーレ、ジェームズ・グレイ、アンドリュー・ヘイ、クレベール・メンドンサ・フィリオ、アブデラマン・シサコ、ジュリア・フォン・ヘインズと、むしろ個性的な監督が多い。この面子から予想するなら、スターの出演作よりもあまり知られていない監督のエッジーな作品に軍配があがりそうだ。結果は9月7日のクロージング・セレモニーで発表となる。(佐藤久理子)
関連ニュース
ガンダム、ベネチアへ! VR長編「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」が第81回ベネチア国際映画祭XR部門「Venice Immersive」コンペにノミネート
2024年7月19日 11:30
映画.com注目特集をチェック
WEAPONS ウェポンズ
【子ども17人が同時に行方不明に…】なぜ?このヒミツ知りたい? ネタバレ厳禁考察ミステリー緊急公開
提供:ワーナー・ブラザース映画
かっこよすぎだろ…
ビジュアルもアクションも友情も絆も主題歌も、すべてクリティカルヒットしました
提供:ワーナー・ブラザース映画
ズートピア2
【待望の最新作がもうすぐ公開!!】でも「1」を観た人、意外と少ない…なんてもったいない!!!!
提供:ディズニー
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI