【この村、違和感ヤバッ】「七夕の国」「ガンニバル」「ミッドサマー」――猛暑を吹き飛ばす“怪村”超常ミステリー作品
2024年7月7日 13:00
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岩明均氏のSFスリラー漫画を実写化したドラマシリーズ「七夕の国」が現在、ディズニープラスで配信中だ。謎の巨大な球体“●(まる)”によって、ビルや人が丸くえぐられる怪事件が多発する日本を舞台に、祖父から受け継いだ「触れることなく、あらゆる物に小さな穴を開ける」という無益な超能力を持つ大学生・ナン丸こと南丸洋二(細田佳央太)が、人知を超えた戦いに巻き込まれる。
物語の鍵を握るのが、東北の山間にある丸川町。“丸神の里”とも呼ばれるこの地は、時期外れの七夕祭を行う風習が受け継がれていた。果たして、長年にわたり封印されている秘密とはーー? そこで「七夕の国」をはじめ、一見普通、でも実際には違和感だらけの“怪村”を舞台にした超常ミステリー作品をご紹介。見始めたら止まらない興奮と恐怖で、連日連夜の猛暑を吹き飛ばしてみては?
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舞台は、都会から遠く離れた山間にある「供花村(くげむら)」。警察官の阿川大悟(柳楽優弥)は、ある事件を起こして供花村の駐在として左遷され、犯罪とは無縁の穏やかな土地で、家族と静かに暮らしていた。しかし、老婆の奇妙な死を境に、少しずつ村の異常性に気付いていく。やがて阿川は、「人が喰われているらしい」という衝撃的な噂を耳にし、次第に狂気に蝕まれていく。
原作は、累計発行部数200万部を超える二宮正明氏による同名サスペンスコミック。「さがす」の片山慎三が監督、「ドライブ・マイ・カー」の大江崇允が脚本を担い、息も尽かせぬ緊迫感で、戦慄のヴィレッジサイコスリラーを紡ぐ。ディズニープラスで配信中で、シーズン2の制作も決定している。
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違和感だらけの“変”な間取りの裏に隠された驚きの真実に迫る展開で話題を集めたYouTube動画をもとに、動画制作者・雨穴氏が自ら物語の続きを加筆して書籍化した同名ベストセラー小説を映画化。とある事件をきっかけに謎を解くべく、足を運んだ村に根深く残る因習とは?
オカルト専門の動画クリエイター・雨男/雨宮トオル(間宮祥太朗)はマネージャーから、購入予定の一軒家の間取りについて不可解な点があると相談される。そこで雨宮は、ミステリー愛好家の設計士・栗原(佐藤二朗)に意見を聞いてみることに。間取り図から次々と浮かび上がる奇妙な違和感に、栗原はある恐ろしい仮説を導き出す。そんななか、その家のすぐ近くで死体遺棄事件が発生する。
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巨大なゴミ処理施設が建設された閉鎖的な“村”を舞台に、そこに生きる人々の葛藤を通して、同調圧力、格差社会、貧困など、日本社会の歪みを描くヒューマンサスペンス。横浜流星が、かつて父親が村で起こした事件の汚名を背負うばかりではなく、母親が抱えた借金の返済に追われ、ゴミ処理施設で働く青年・片山優を演じた。
神秘的な「薪能」の儀式が行われている霞門村。希望も選択肢もない優の閉塞した日常は、幼なじみの美咲(黒木華)が東京から戻ったことをきっかけに大きく動き始める。監督は、横浜と6度目のタッグを組んだ藤井道人。「新聞記者」「ヤクザと家族 The Family」などを手がけ、2022年6月に他界した河村光庸氏の最後のプロデュース作品だ。
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長編デビュー作「ヘレディタリー 継承」が高い評価を集めたアリ・アスター監督が、自ら脚本も手がけた第2作で、いまも多くのファンを魅了し続ける“怪村ミステリー”の新たな傑作。日本では、本作をきっかけに、製作した気鋭の映画スタジオ・A24に対する注目度も一気に高まった。
不慮の事故で家族を失ったダニー(フローレンス・ピュー)は、大学で民俗学を研究する恋人や友人たちと5人でスウェーデンを訪れ、奥地の村“ホルガ”で開催される「90年に一度の祝祭」に参加する。沈まない太陽、美しく咲き誇る花々、陽気に歌い踊る村人たち。楽園に思えた村に、やがて不穏な空気が漂い始め、妄想やトラウマ、不安と恐怖がダニーの心をかき乱していく。
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物語の主人公は、「触れることなく、あらゆる物に小さな穴を開ける」という無益な超能力を持つ大学生・ナン丸。彼の平凡な日常を一変させたのが、民俗学の教授・丸神正美(三上博史)の失踪事件だった。丸神ゼミに所属する講師・江見(木竜麻生)に依頼され、一緒に教授を捜索することになったナン丸は、“丸神の里”こと丸川町に足を踏み入れる。住民は一様に閉鎖的だったが、ナン丸の本名が南丸だと知ると、態度を急変させ、手厚くもてなし始める。実はナン丸のルーツは、ここ丸川町にあったのだ。
一方、丸川町で生まれ育った幸子(藤野涼子)は、長年悪夢に囚われており、ナン丸に対しては「“丸神の里”の人々を信じすぎてはいけない」と忠告。季節はずれの七夕祭り、町民だけが見る悪夢、丸神一族の掟。丸川町に隠された3つの謎が意味するものとは――? ディズニープラスで配信中。
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