【19人のキャラを相関図で整理】田中泯×新田真剣佑「フクロウと呼ばれた男」複雑な人間関係をおさらい
2024年5月15日 15:00
田中泯と新田真剣佑が親子役で初共演を果たした「フクロウと呼ばれた男」(ディズニープラスの「スター」で全10話配信中)から、総勢19人のキャラクターとその関係が一目で確認できる相関図がお披露目。ドラマの予習にも復習にも役に立つ相関図となっている。
本作は、国家の裏側やタブーに切り込む社会派政治ドラマ。国家の黒幕、“フクロウ”こと大神龍太郎(田中)は、あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみに出して解決してきた。一方、息子の大神龍(新田)は、ダークヒーローさながら「道筋を正すため」と暗躍する父親とは対極の生き方で、正義を掲げていた。そんな大神家と親交の深かった次期総理候補の息子が謎の死を遂げ、龍太郎は国家の裏側から、龍は真正面から、政界に潜む巨悪の正体へと近付いていく。
5月8日に最終話を迎えた本作に、SNS 上では「今まで日本には無かった日本を描く重厚なドラマ」「面白さで言ったら話題の『SHOGUN 将軍』越えてる!」など、絶賛の声が寄せられている。見どころのひとつは、龍太郎と龍を中心に、複雑に絡み合う登場人物たちの関係だ。
舞台のひとつは、龍太郎が裏で操る政界。龍太郎が数々のスキャンダルをもみ消し、国を良くするために身を捧げている内閣総理大臣・渡辺しおり(原田美枝子)と3人の次期総理候補が、龍太郎のフィクサーとしての権力を崩していく。過去には龍太郎と敵対関係にあり、息子が謎の死を遂げることになった自由新進党幹事長・竹内創(中村雅俊)は、次期総理候補の筆頭。財務大臣・西條宗介(大友康平)も次期総理の座を狙うひとりで、オモチャを欲しがるように権力も欲しがる人物だ。最後のひとりは、厚生労働大臣政務官・丸山ひろし(益岡徹)。政界の名家の長男だが失言も多く、弟の建設会社社長・丸山政志(中野英雄)が原因で、スキャンダルに巻き込まれていく。
もうひとつの舞台は、龍太郎とその妻・杏子(萬田久子)が中心となる華麗なる一族・大神家。次男・龍は、父とは対極の生き方で正義を掲げ、龍太郎の生き方に逆らう。偶然出会ったジャーナリスト、サラ・ローレンス(ハイディ・バーガー)と意気投合し、親密な関係になっていく。長男・一郎(安藤政信)は、父のパワーと存在感に憧れを抱いているが、トラブルばかり起こす人物。大物政治家・イサム(長塚京三)の娘・沙帆(柳英里紗)と結婚しているが、クラブのホステス・川端ナミ(あこ)と不倫関係にある。
長女・弓子(長谷川京子)は、貿易会社の為替トレーダーの夫・影山昌弘(結城貴史)とふたりの子どもに恵まれ、一見幸せそうだが、さまざまな悩みを抱えている。そんな一郎と弓子に怪しげに近づく、高利貸しのリーダー・タカ(池田良)の存在にも注目だ。次女・理沙子(中田青渚)は大神家の末っ子で、歌手を目指している。龍太郎の部下・真島憲一(二階堂智)は大神家を公私にわたって支え、龍太郎が通うクラブのママ・長谷川スミコ(木村多江)は、孤独な龍太郎の心の支えのような存在となっている。
「フクロウと呼ばれた男」(全10話)は、ディズニープラスの「スター」で配信中。森義隆(「宇宙兄弟」)、石井裕也(「舟を編む」)、松本優作(「Winny」)が演出を担う。
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