「ゴーストバスターズ」新作、ヒットスタート! 2位「デューン 砂の惑星 PART2」は、前作の2倍以上の累計興収に【全米映画ランキング】
2024年3月26日 20:00
3月第4週の北米映画市場は盛況で、3本の新作が、週末3日間の興行収入ランキングのトップ10に登場しました。
首位は、人気シリーズ第4弾「ゴーストバスターズ フローズン・サマー」(ソニー)。真夏のニューヨークで、海の向こう側から突如として巨大な氷柱が大量に現れ、街は一瞬にして氷に覆われることに。ゴーストバスターズとして活躍してきたスペングラー家は、その元凶が全てを一瞬で凍らせる「デス・チル」のパワーを持つ史上最強のゴーストであることを突き止め、事態を解決するべく奮闘します。
ポール・ラッド、マッケンナ・グレイス、フィン・ウルフハード、キャリー・クーンら前作のメンバーに加え、1980年代版のビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、アーニー・ハドソンらおなじみの顔ぶれが集結。ギル・キーナン監督(「モンスター・ハウス」)がメガホンをとり、前作で監督を務めたジェイソン・ライトマンとともに脚本を執筆しました。週末3日間で興収4500万ドルをあげ、製作費1億ドルの半分近くに匹敵する数字を記録。シリーズのなかでは、前作「ゴーストバスターズ アフターライフ」(2016/4600万ドル)に次ぎ2番目に良いオープニング成績となりました。
公開4週目となる「デューン 砂の惑星 PART2」(ワーナー)は、先週首位だった「Kung Fu Panda 4(原題)」をおさえ、2位をキープ。週末3日間で興収1700万ドルを記録しました。累計興収は2億3300万ドルとなり、わずか1カ月で、前作「DUNE デューン 砂の惑星」(21)の最終興収(1億ドル)の2倍以上を稼ぎ出しました。
4位は、シドニー・スウィーニー主演のホラー「Immaculate(原題)」(NEON)。スウィーニー(「マダム・ウェブ」)は、イタリアの修道院に通う修道女セシリアを演じます。やがて、セシリアが処女であるにも関わらず妊娠していることが発覚し、状況は悪化していきます。イタリアとアメリカの合作映画であり、テディ・シュワルツマン(「ダム・マネー ウォール街を狙え!」)がプロデュース、マイケル・モーハンが監督を務め、サウス・バイ・サウスウエスト映画祭(SXSW2024)でプレミア上映されました。低予算で製作されましたが、週末3日間で興収530万ドルをあげ、上々の成績をおさめています。
6位は、ファウンド・フッテージ形式で、テレビの生放送での悪魔との交霊会を描いた「Late Night with the Devil(原題)」(IFC Films)。オーストラリアとアラブ首長国連邦の合作映画であり、同じくサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でプレミア上映されました。コリン・ケアンズとキャメロン・ケアンズ(「スケア・キャンペーン」)が監督を務め、週末3日間で興収280万ドルを記録しました。
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2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描いた。門脇むぎが主人公となる助監督の吉積めぐみを演じ、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」など若松監督作に出演してきた井浦新が、若き日の若松孝二役を務めた。そのほか、山本浩司が演じる足立正生、岡部尚が演じる沖島勲など、若松プロのメンバーである実在の映画人たちが多数登場する。監督は若松プロ出身で、「孤狼の血」「サニー 32」など話題作を送り出している白石和彌。
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