【第96回アカデミー賞】「オッペンハイマー」クリストファー・ノーランが監督賞!
2024年3月11日 11:03

第96回アカデミー賞(2024)の授賞式が3月10日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターであり、「オッペンハイマー」のクリストファー・ノーランが監督賞を受賞した。ノーラン監督にとって初のオスカー受賞となる。
プレゼンターのスティーブン・スピルバーグ監督から名前を呼ばれ、壇上に現れたノーラン監督は、オスカー像見つめながら「この作品の可能性に気付いてくれてありがとう」と、スタジオ、原作、キャスト、スタッフ、家族、アカデミーなどそれぞれの関係者に感謝し「私を信じてくれてありがとう」と述べる。そして、「映画の歴史には100年にわたって様々なことがありました。その旅は今後どこに導かれていくのはわかりませんが、その一役を担えたことに感謝しています」と感慨深げに締めくくった。
英ロンドン出身。子どもの頃から8ミリで撮影を始め、1989年に短編「tarantella」が公共放送サービスで放映される。ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで英文学を専攻する傍ら、16ミリ映画を製作する。初長編作品「フォロウィング」(98)がトロントなど各国の映画祭で高い評価を受け、続く「メメント」(00)でインディペンデント・スピリッツ・アワードの監督賞と脚本賞を受賞する。アメコミヒーローのバットマンを新たに描いた「バットマン ビギンズ」(05)、「ダークナイト」(08)、「ダークナイト ライジング」(12)の3部作は、興行面もあわせて大成功を収めた。その後は「インセプション」(10)、「インターステラー」(14)、「TENET テネット」(20)などオリジナル脚本の大作も手がけている。
「オッペンハイマー」は原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史映画。2006年ピュリッツァー賞を受賞した、カイ・バードとマーティン・シャーウィンによるノンフィクション「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を下敷きに、オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を描く。日本公開は3月29日。
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