黒澤明監督「天国と地獄」をスパイク・リー&デンゼル・ワシントンがリメイク
2024年2月19日 09:00
黒澤明監督の名作「天国と地獄」が、スパイク・リー監督&デンゼル・ワシントン主演でリメイクされることがわかった。
米Deadlineによれば、新作「High and Low(原題)」はアップル・オリジナル・フィルムズとA24が製作。A24が劇場配給した後、アップルTV+が世界配信する。
黒澤監督、三船敏郎主演の1963年の映画「天国と地獄」は、製靴会社の専務・権藤(三船)の息子と間違えられて、運転手の息子が誘拐されるサスペンス。捜査する警部を仲代達矢、犯人を山崎努が演じた。リー監督のリメイク版は、アラン・フォックスとリー監督が共同で脚本を執筆し、3月に撮影がスタートするという。
リー監督とワシントンは昨春から「天国と地獄」のリメイクに興味を示しており、米脚本家組合と米俳優組合のストライキによりワシントンの「グラディエーター」続編の撮影が中断したことで、具体的に企画を練り上げる時間が生まれたようだ。リー監督とワシントンのタッグは、「モ’・ベター・ブルース」「マルコムX」「ラストゲーム」「インサイド・マン」に続きこれが5度目となる。