「第17回アジア・フィルム・アワード」ノミネーション発表 黒沢清監督が日本人初の審査委員長に就任
2024年1月15日 15:00

3月10日に香港で開催される、アジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」(AFA)の各ノミネーションが発表された。世界的にも高い評価を受ける黒沢清監督が、日本人監督としては初めて、審査委員長を務めることになった。
本年は、アジア24の国と地域より35作品のノミネート(全16部門)があり、濱口竜介監督作「悪は存在しない」が作品賞や監督賞を含む最多6部門でノミネート。作品賞は他に、今年の東京国際映画祭(TIFF)のオープニングを飾り、アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督)、同じく6部門でノミネートしているキム・ソンス監督の「12.12 ザ・デイ(英題)」(韓国)、プラサンナ・ヴィターナゲー監督の「Paradise」(スリランカ・インド)、そして2023年5月に逝去したペマ・ツェテン監督の作品で36回TIFFの東京グランプリ受賞作品「雪豹」(中国)がノミネートされている。

日本からは他に、カンヌ国際映画祭にて「PERFECT DAYS」で最優秀男優賞を受賞した役所広司が、再び主演男優賞候補に。さらに、カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した「怪物」の是枝裕和監督が監督賞に、また菊地凛子(「658km、陽子の旅」)が主演女優賞候補として名をつらねている。
また、中村獅童(「首」)が助演男優賞、浜辺美波(「ゴジラ-1.0」)と筒井真理子(「Last Shadow at First Light(原題)」)が助演女優賞、白田迪巴耶(「Last Shadow at First Light(原題)」)が新人賞に選出されるなど、日本の7作品が計15部門でノミネートを果たした。
審査委員長を務める黒沢監督は、2021年の第15回AFAにて「スパイの妻」で最優秀作品賞を受賞している。今回は、世界中の映画人が務める審査員たちと200名を超える投票メンバーを率いて、今年の受賞者を決定する。
また「エゴイスト」で第16回AFAの最優秀助演男優賞を受賞した宮沢氷魚が、3人のアジアのスターとともに日本人初の「Youth Ambassador」に任命されている。AFAの授賞式に一緒に登壇するだけでなく、その他の関連イベントに参加し、ファンや映画好きとの交流を通じて、作品やアジア映画への情熱について語る予定だ。
AFAの授賞式は、西九龍文化地区の「戯曲センター(Xiqu Centre)」にて、3月10日に開催予定。AFAA公式YouTubeチャンネルでもライブ配信予定(https://www.youtube.com/@AsianFilmAwardsAcademy)。
黒沢監督のコメントは、以下の通り。
名誉ある役目を頂き、大変光栄に思っております。アジアは映画の宝庫です。それはこの地域が持つ、様々な現実、様々な物語、そして様々な人々の間に流れている豊かな多様性から来るものだと考えています。このアジア・フィルム・アワードで今年もこれまで誰も見たことのなかった豊かな、全くユニークな作品に出会えることを楽しみにしています。
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