【本日はティモシー・シャラメの28歳の誕生日】「ウォンカ」から「デューン」まで! 来日で注目度急上昇、その魅力に迫る
2023年12月27日 16:00
本日12月27日は、「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(公開中)に主演したティモシー・シャラメの28歳の誕生日。この記事では、「デューン 砂の惑星PART2」(3月15日公開)も控えるシャラメの魅力を紹介する。
シャラメは、生涯忘れられない恋に落ちる青年に扮した「君の名前で僕を呼んで」(2017)で、22歳にして第90回アカデミー主演男優賞にノミネート。さらに、グレタ・ガーウィグ監督作「レディ・バード」(17)では、女子を虜にするプレイボーイのバンドマン、家族の愛と再生を描いた実話「ビューティフル・ボーイ」(18)ではドラッグ依存症の青年を演じた。さらに、「DUNE デューン 砂の惑星」(21)の宿命を背負った貴公子役、「ボーンズ アンド オール」(23)の“人を喰べる”衝動を抑えられない青年役など、個性豊かな役を演じてきた。
そして「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」では、繊細な表情やセンセーショナルな演技に定評のあるシャラメが、夢を追う純粋すぎるチョコレート職人ウィリー・ウォンカという、いままで演じたことのない役どころに挑んだ。ポール・キング監督(「パディントン」)は、「彼をウォンカ役に起用するのは当然のことのように感じた。彼は本当に並外れた才能をもっていると思う。どことなく別の次元からやってきたような感じがある、そんな異世界的で魔法のようなキャラクターの本質を、ティモシーは完全かつ完璧に捉えてくれたと思うよ」と、その才能に太鼓判を押す。
プロデューサーのアレクサンドラ・ダービシャーは、「彼が演技のなかで表現する感情の機微、そしてそれがスクリーンを通して観客にどう伝わるかを察知する能力はまさに驚異的だった。彼の演技は本当に洗練されていました。そしてほんの少しの違いをつけたバリエーションで10テイクも撮れること、さらにそれらがとても良い効果を生みだしたことに本当に驚かされた。その演技のニュアンスは一見の価値ありです」と、自分が納得できるまで細部にこだわり続ける演技力に賛辞をおくる。
さらに、シャラメがいつにも増して入念な準備で撮影に臨んだ、歌とダンスにも注目。シャラメは、以下のように振り返っている。
「この映画はこれまで出演したどの作品よりも身体的な強靭さが求められた。全てのシーンでそう感じたよ。もちろんそれはウォンカというキャラクターが情熱的だということもあるけれど、動きのないシーンがひとつたりともなかった。それはストーリー的にも重要なことだし、俳優としても学ぶものが大きかった。体を鍛えて体形を絞る準備期間があったのは、ありがたいことだったね」
「各分野において長年の経験があるにもかかわらず、昔と変わらないハングリー精神や情熱をもつ優れた職人たちと一緒に仕事ができ、本当に幸運だった。そういった一流の職人たちと組む機会に恵まれ、若手俳優として本当に幸せだったよ」
本作での演技を評価され、第81回ゴールデングローブ賞の最優秀主演男優賞(ミュージカル/コメディ)にノミネートされたシャラメ。11月にはプロモーションで初来日を果たし、約1200人のファンを前に、ひとりひとりに丁寧に対応する“神対応”を見せ、人々を一瞬で虜にした。日本では12月8日に公開され、12月24日までの累計興行収入は12億9000万円、観客動員は84万9000人を記録した。
シャラメの次の主演作「デューン 砂の惑星PART2」も、世界中から熱い注目を浴びている。前作「DUNE デューン 砂の惑星」は、壮大な映像美が絶賛され、全世界累計興収4億ドルを超す大ヒットを記録。ドゥニ・ビルヌーブ(「ブレードランナー2049」)が監督を務め、第94回アカデミー賞では最多6部門を受賞した。
シャラメが演じるのは、砂の惑星デューンを統治するアトレイデス家の後継者ポール。前作でポールは、敵対するハルコンネン家の陰謀で、最愛の父と全てを失った。続編では、巨大なサンドワームが襲い来る過酷なデューンを生き延びながら、全宇宙の命運を握る最終決戦へと身を投じる。ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリンらが続投。新たにオースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、レア・セドゥら、オールスターキャストが集結した。同作をはじめ、シャラメの今後から目が離せない。
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