辰年最初の金曜ロードショーは「千と千尋の神隠し」 1月5日にノーカットで放送
2023年12月8日 06:00

スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」が、2024年1月5日の日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送されることがわかった(午後9時~11時34分※ノーカット)。“辰年”となる新年最初の放送を飾る。
宮崎駿監督が手掛けた本作は2001年の夏に公開され、公開後は1年以上のロングランとなり、最終的に興行収入316.8億円という驚異的なヒットを記録。第52回ベルリン国際映画祭ではアニメーション作品として初の金熊賞を受賞し、第75回アカデミー賞でも長編アニメーション賞を受賞している。2022年には東宝とスタジオジブリがタッグを組み、初の舞台化。演劇作品としても人気を集めている。
ありえない場所があった。ありえないことが起こった。10歳の少女千尋が迷い込んだのは人間が入ってはいけない世界。驚きと不思議の町で千尋が知るのは大きな無力感と……小さな希望。ここで働かせてくださいっ。眠っていた千尋の“生きる力”がしだいに呼び醒まされていく。
千尋が迷い込む不思議な街には、赤ちょうちんが並ぶ歓楽街だったり、温泉や風呂屋、神社など、どこか見慣れたような、日本的なモチーフが登場する。しかし、「ここが舞台です」とはっきり言えるところは無いそう。そんな中でも、大いに参考にしたという場所が「江戸東京たてもの園」。小金井市にあるこの博物館は、江戸東京博物館の分館で明治や大正時代の民家や商店などを集めて移築・復元している野外博物館。本作のモチーフとなった日本的な構造物が残っている。
(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM関東大震災後に建てられた店屋は、建物の前面に、看板を兼ねた衝立のような外壁をもって造られていた。その外壁は自由な装飾で、洋風なものだったり、アーティスティックなものも。昭和初期の東京下町の街並みのような風景が、本作でも感じることができる。
(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM「江戸東京たてもの園」に保存されているのが、武居三省堂という文具店。明治初期に創業した文具店で、中に入ると内壁一面に無数の小さな木製の引き出しが取り付けられていて、釜爺のいるボイラー室が思い出される。当時はこの引き出しに様々な種類の筆を分類して入れていたという。
(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM同園には「子宝湯」という銭湯もあり、富士山が大きく描かれたペンキ絵や、大型タイルで美しく豪華な上絵を描くタイル画が目を楽しませてくれる。浴室に絵を描くのは日本の銭湯に大変よく見られたことだが、本作の、油屋の風呂場の壁にも豪華絢爛な絵が描かれている。
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