実写「ゴールデンカムイ」高畑充希が梅子役、寅次は泉澤祐希　本ポスター＆予告編公開

「ゴールデンカムイ」は、明治末期の日露戦争終結直後の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡るミステリーと、ひと癖もふた癖もある魅力的なキャラクターたちによって繰り広げられるバトルアクションが、多くのファンを魅了し、「マンガ大賞2016　大賞」など多くの賞を受賞。主人公の杉元佐一が、アイヌの少女・アシリパ（※「リ」は小文字が正式表記）と共に埋蔵金の在り処が描かれた「刺青人皮（いれずみにんぴ）」を求めて旅をする姿を主軸に、埋蔵金を狙う大日本帝国陸軍第七師団や戊辰戦争で死んだはずの土方歳三など歴史上の人物も登場するなど見どころは多岐にわたり、テレビアニメも第4期まで完結している。

杉元を山崎が演じるほか、杉元の相棒として旅をすることになるアシリパは山田杏奈、原作でも人気の大日本帝国陸軍第七師団上等兵で凄腕スナイパーの尾形百之助は眞栄田郷敦が扮する。さらに、矢本悠馬が“脱獄王”の異名を持つ天才脱獄犯・白石由竹、工藤阿須加が第七師団軍曹で鶴見中尉の側近・月島基、柳俊太郎が双子の軍人・二階堂浩平／洋平、大谷亮平が東北マタギの生まれの谷垣源次郎、勝矢が「不敗の牛山」と呼ばれる柔道の達人・牛山辰馬、木場勝己が元・新選組二番隊組長で剣の達人・永倉新八、大方斐紗子がアシリパの祖母・フチ、マキタスポーツが莫大な金塊の存在を杉元に伝える男・後藤竹千代、秋辺デボがアシリパの大叔父役、玉木宏が大日本帝国陸軍第七師団の中尉・鶴見篤四郎役、舘ひろしが杉元・鶴見と同じく金塊を狙う元新選組・鬼の副長・土方歳三に扮する。

（C）2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

山崎とは、2020年公開の映画「ヲタクに恋は難しい」で共演した高畑が、杉元の幼なじみ・梅子を演じ、泉澤が演じる寅次も同じく杉元と梅子の幼なじみで、杉元とともに二〇三高地の戦場へ出向くという役どころだ。

製作陣は2人の起用について、「杉元の過去を知る重要な役なので、一瞬で作品の空気を変えられる演技力を求めてキャスティングしました。梅子は多くは語らずとも清廉かつ重厚さや儚さなどの振れ幅を期待して高畑さんに、寅次は杉元の傍に自然体でいながら観る人の感情を揺さぶる芝居を期待して泉澤さんにオファーしました」とコメントし、さらに、「全体の撮影初日が3人のシーンでしたが、まるでずっと一緒過ごしてきたかのような和やかなムードで撮影は進み、初日から敢行した大仕掛けのシーンも1発勝負で見事OKとなり、確かな手応えを感じさせいただいたことを鮮明に覚えています」と撮影を振り返る。

（C）2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

隠されたアイヌの莫大な埋蔵金、その謎を解くカギは、24人の脱獄囚に刻まれた刺青―。予告編では、土方の「これから北海道は戦場になる」という言葉と共に、苛烈な埋蔵金争奪サバイバル・バトルの火蓋が切って落とされる。二〇三高地での激戦、杉元と尾形の雪の中での激闘と、「キングダム」のアクション監督・下村勇二が、今作でも山崎の高い身体能力を生かしたアクションシーンで魅了する。そして、原作でも印象的なセリフの数々、「弱い奴は食われる」（アシリパ）、「お前の寿命のロウソクは私がいつでも吹き消せる」（鶴見）、「俺は、不死身の杉元だ！」（杉元）も盛り込まれるなど、期待感が高まる映像だ。ポスタービジュアルも、強烈なキャラたちの壮絶な埋蔵金争奪戦を予感させる仕上がりとなっている。2024年1月19日全国公開。