「プー あくまのくまさん」続編に「恋におちたシェイクスピア」サイモン・キャロウ
2023年9月13日 16:00
ディズニーによってアニメ化もされた児童小説の傑作「くまのプーさん」をホラー映画に仕立てた「プー あくまのくまさん」の続編に、「アマデウス」や「フォー・ウェディング」「恋におちたシェイクスピア」など数多くのヒット作で知られる英ベテラン俳優、サイモン・キャロウが出演することがわかった。米バラエティが独占で報じている。
A・A・ミルンによる原作の著作権が2022年1月をもって消滅し、公有財産になったことで実現した「プー あくまのくまさん」は、クリストファー・ロビンに森に置き去りにされ、自ら食料を調達しなければならなくなったプーとピグレットが、残忍な人間狩りを行うさまを描いたスラッシャーホラー。製作費10万ドル(約1400万円)という超低予算ながら、本国イギリスをはじめとする世界各国で予測を上回るヒットを記録し、現在までに世界累計興収は500万ドル(約7億4000万円)超に達している。
タイトル未定の続編では、前作に引き続きリース・フレイク=ウォーターフィールドがスコット・ジェフリーとともにプロデュース、監督を務めるのに加えて、「サマー・オブ・84」の脚本・製作を手がけたマット・レスリーと共同で脚本を執筆。さらに、「ワールド・ウォーZ」「ハリー・ポッター」シリーズなど数多くの大作で特殊メイクおよびアニマトロニクス・デザインを手がけてきたショーン・ハリソンが、クリーチャー・デザインを新たに担当する。
また、主人公のプー役にはクレイグ・デビッド・ドーセットに代わり「エンド・オブ・ステイツ」のライアン・オリビアが扮するほか、ピーター・デソウザ=フェイオニー(「ヴァチカンのエクソシスト」)が若き日のプー役、スコット・チャンバース(「呪われた死霊館」)がクリストファー・ロビン役で新たにキャストに加わる。
キャロウが演じるのはキャベンディッシュなる人物で、製作陣いわく「暴力と後悔に満ちた暗い過去を背負ったアルコール依存症の男で、クリストファー・ロビンと深い繋がりを持つ重要なキャラクター」とのこと。
フレイク=ウォーターフィールド監督が「キャスト一新のもと、スケールも惨劇度も倍増」と豪語する続編は、2024年2月に全米公開を予定している。