英俳優ジョセフ・ファインズ、ハーベイ・ワインスタインに立ち向かったために干されていたことを明かす
2023年6月14日 23:00
英俳優のジョセフ・ファインズが、90年代にハーベイ・ワインスタインに立ち向かったために、仕事を干されていたことを明らかにした。
ファインズといえば、「魅せられて」(1996)で注目を集め、アカデミー賞7冠に輝いた「恋におちたシェイクスピア」(98)の主役に抜てき。その直後もアカデミー賞7部門でノミネートされた「エリザベス」に出演し、飛ぶ鳥を落とす勢いだった。
英ガーディアンに語ったところによると、ファインズは「エリザベス」のあとに、ワインスタインから彼が率いるミラマックスと5本の出演契約を結ぶように持ちかけられたという。
だが、ファインズはワインスタインの高圧的な態度に嫌気がさし「私はそんなものに縛られるつもりはない」と返答。すると「奴は私を支援しないとはっきりと言った」という。
「拒否すれば、私のキャリアが悪い方へ向かうことになると。こうやってミラマックス・ファミリーから追い出されたわけだ。でも、あのファミリーから出ていって幸せだった」
ワインスタインといえば、17年に長年にわたるセクハラと性的暴行があばかれ、失墜。2020年に5つの重罪で有罪判決を受け、23年の刑を宣告されている。
一方、ファインズは一時期は不遇の時期を過ごしたものの、数多くの映画やテレビに出演。現在は「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」にレギュラー出演している。