実写版「モアナと伝説の海」に「ハミルトン」トーマス・ケイル監督

Photo by John Lamparski/Getty Images

傑作ミュージカル「ハミルトン」で知られるトーマス・ケイルが、ウォルト・ディズニーのアニメ映画「モアナと伝説の海」（2016）を実写映画化する新作で監督を務めることが決定した。米ハリウッド・レポーターが報じた。

「リトル・マーメイド」「アラジン」のジョン・マスカー＆ロン・クレメンツが監督した「モアナと伝説の海」は、南の島に生まれ育った少女モアナが伝説の英雄マウイとともに冒険の旅に出る海洋アドベンチャー。今年4月にディズニーが実写化を発表し、マウイの声を担当したドウェイン・ジョンソンが実写版に同じ役柄で出演することを明らかにしていた。

新作はアニメ版の脚本を執筆したジャレッド・ブッシュがダナ・ルドゥ・ミラーと共同執筆し、ジョンソンの制作会社セブン・バックス・プロダクションと、ボー・フリン率いるフリン・ピクチャー・カンパニーがプロデュースする。なお、アニメ版「モアナと伝説の海」でヒロインのモアナに大抜擢されたアウリー・クラバーリョは製作総指揮を務める。

ケイルは、リン＝マニュエル・ミランダによるブロードウェイミュージカル「イン・ザ・ハイツ」で演出を手がけ、演出賞を含むトニー賞4冠を達成。ミランダと再び組んだブロードウェイミュージカル「ハミルトン」は演出賞を含むトニー賞11冠に輝き、ケイルは映画版でも監督を務めた。監督、脚本を手がけた米FAのミニシリーズ「フォッシー＆ヴァードン　ブロードウェイに輝く生涯」はエミー賞4部門を受賞し、主演したミシェル・ウィリアムズと2019年に結婚している。