ブライアン・シンガー、自身の性的暴行疑惑を題材にしたドキュメンタリーを自主制作
2023年6月8日 23:00

映画監督ブライアン・シンガー(「ボヘミアン・ラプソディ」「ユージュアル・サスペクツ」)が、自身の性的暴行疑惑を題材にしたドキュメンタリーを制作中であることを、英エンパイアが報じている。シンガーはこのプロジェクトを通じて、過去の疑惑を晴らし、キャリアの復活を狙っている。
シンガーは1993年の監督デビュー作「パブリック・アクセス」でサンダンス映画祭の審査員グランプリを受賞。次作「ユージュアル・サスペクツ」ではケビン・スペイシーが助演男優賞、クリストファー・マッカリーが脚本賞とアカデミー賞2冠に輝き、気鋭の映画作家として注目を浴びた。
2000年の「X-メン」以降はハリウッドの大作監督として活躍。だが、17年に「ボヘミアン・ラプソディ」の撮影中、長期にわたる欠席を理由に監督を解雇され、その後、#MeToo運動が追いうちかけ、ハリウッドを追放された経緯がある。
19年には、シンガー監督による未成年の男性4人に対する性的暴行疑惑が米アトランティックによって報じられた。シンガー監督はこれを全面的に否定。後に80年代のアクション映画「レッド・ソニア」のリメイクを手がけようとしたものの、製作のミレニアム・フィルムが配給会社を見つけられなかったため、降板させられている。
シンガーは現在、静かに復帰を計画しており、業界関係者にいくつかの映画企画を打診しているという。関係者によると、彼が拠点にしているイスラエルを舞台に、製作費1000万ドルの低予算映画を3本用意している。シンガーには代理人が存在しないため、資金提供を求めて投資家と会っているという。
さらに彼自身の「闘争」を描くドキュメンタリーを制作中だという。プロジェクトについて打診された人物によれば、シンガーはこの作品で性的疑惑について語っているようだ。ほか、84年と88年の夏季オリンピックの飛込競技で金メダルを獲得したグレゴリー・ローガニスについてのドキュメンタリーも制作中だという。
なお、ドキュメンタリー作品に関してシンガー監督は自己資金を投じているとのこと。途中降板はさせられたものの、「ボヘミアン・ラプソディ」が世界的な大ヒットとなったことで、シンガー監督は4000万ドル以上の報酬を得ていると言われる。
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