80歳の老人、記憶を失う前に“復讐殺人”を完遂したい イ・ソンミン&ナム・ジュヒョクの初共演作、9月公開
2023年6月8日 12:00

韓国の名優イ・ソンミンと人気俳優ナム・ジュヒョクが初共演を果たし、今年3月開催の大阪アジアン映画祭でも話題となった「Remenber(英題)」が、「復讐の記憶」の邦題で、9月1日から劇場公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルも披露された。
80代の老人ピルジュ(イ・ソンミン)は、過去に家族全員を理不尽な出来事で亡くして以来、家族を死に至らしめた裏切り者への復讐を心に誓い生きてきた。認知症で自分の記憶が長くは続かないと悟った彼は、処刑すべき5人の名をタトゥーにして指に彫り、隠し持っていた拳銃を携え、60年前から計画していた復讐殺人を開始する。
運転手として雇われたのは、ピルジュと親しい20代の青年インギュ(ナム・ジュヒョク)。何も知らないインギュは犯行現場近くの監視カメラに映り込んだことで第一容疑者にされてしまう。記憶を完全に失う前に復讐を成し遂げたいピルジュと、ピルジュに巻き込まれ同行するインギュ。2人は予測不能な追走劇へ身を投じ、やがて衝撃の真実が明らかになる。
(C)2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & MOONLIGHT FILM ALL RIGHTS RESERVED.「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」で大鐘賞映画祭・主演男優賞を受賞したイ・ソンミンが、特殊メイクによって“80代の高齢者”を体現。演技を超えた憑依的なオーラを発しながら観る者を圧倒する。インギュ役のナム・ジュヒョクは、映画デビュー作「安市城 グレート・バトル」で青龍映画賞、韓国映画評論家協会賞など多くの新人男優賞に輝き、「ジョゼと虎と魚たち(2020・韓国版)」やドラマ「二十五、二十一」など話題作への出演が相次ぐ注目の俳優だ。
監督は、ファン・ジョンミンとカン・ドンウォンの共演作「華麗なるリベンジ」のイ・イルヒョン。企画、製作、脚本を務めたユン・ジョンビンは、「華麗なるリベンジ」(製作総指揮)をはじめ、「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」(監督/脚本)、「悪いやつら」(監督/脚本)などで型破りなバディスタイルを貫いてきた大ヒットメーカーである。
ポスタービジュアルには「赤いポルシェ、拳銃、タトゥー 80歳の友人は僕をとんでもない“復讐”に巻き込んだ!」というコピーが配されている。ピルジュが車から鋭い視線を外に向けるその横で、インギュが不安そうな表情を見せている。2人が向かう復讐劇の先に何が待ち受けるのか? 衝撃の展開を予感させる仕上がりだ。
「復讐の記憶」は、9月1日より シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開。
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