染谷将太、相撲を愛するも体格に恵まれない力士役! 大相撲ドラマは「全てが初めての体験」
2023年4月28日 15:00
一ノ瀬ワタルが主演を務め、崖っぷちに追いやられた若者が、力士へと上りつめていくさまを描くNetflixオリジナルシリーズ「サンクチュアリ 聖域」。相撲を愛するも体格に恵まれない力士・清水を演じた染谷将太が、“大相撲ドラマ”への出演を決めた理由を語るコメントを、映画.comが独占入手した。
本作は、借金・暴力・家庭崩壊……と人生崖っぷちで荒くれ者の主人公・小瀬清(一ノ瀬)が、新人力士・猿桜として大相撲界でのし上がる姿を、痛快かつ骨太に描く人間ドラマ。猿桜を筆頭に、角界で葛藤する猿桜の唯一無二の理解者となる清水、花形部署から相撲番に左遷された新聞記者・国嶋飛鳥(忽那汐里)ら、どん底でもがく若者たちの熱き“番狂わせ”を映し出す。「ガチ星」「ザ・ファブル」で知られる江口カンが監督を務めた。
染谷は、大相撲が題材である本作への出演の決め手を、「企画書・台本を頂いた時に、そこにあるものすべてが自分の触れたことのないものだったからです」と、子役時代から100作品を超えるドラマや映画に出演し、巧みにキャラクターを演じてきた自身にとっても、“初体験”尽くしの作品であったことを明かす。「ここまで角界について描いた題材に出会ったことがなかったですし、それをエンタテインメントに落とし込んでいるという魅力、自分が演じた清水という役も今まで演じたことのないような役でした。江口監督とも初めて一緒に仕事をしましたし、全てが初めての体験でした。大相撲の内側を描くというのは、誰も触れたことない、チャレンジングで魅力的なお話だと思いました」。
「3月のライオン」(2017)では病弱なプロ棋士、「聖☆おにいさん」(18)では人間界でルームシェアをする仏ブッダ、NHK大河ドラマ「麒麟が来る」(20)では狂気に満ちた織田信長を演じるなど、多様なキャラクターを作り上げてきた染谷。清水については、「清水は親の影響もあって生まれたときから相撲を見ていました。自分も物心ついた時から家で映画が流れていて、それをずっと見ていました。そして気づいたら子役を始めていて、結果として役者になっています。幼少期に形成したものがやりたいことになって、それが仕事になっている、というのは清水と同じだなと思います。仕事を取られたら空っぽになるのも一緒です(笑)。そんな役を演じるのは初めてでしたね」と、共通点を見出しながらも、新境地となる役だったようだ。
最後に染谷は、「今まで描かれたことのない大相撲という世界に落ちている感情とか、何が起きて、どんな気持ちで皆が這い上がっていくのかっていうのはエンタメとして見たことのない世界観だと思います。確実に見たことのない異質な勇気、異質な元気が心に響くと思っています」と、メッセージを託した。
「サンクチュアリ 聖域」は、5月4日からNetflixで世界独占配信。
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