ガチ星
劇場公開日:2018年5月26日
解説
競輪発祥の地である福岡県小倉を舞台に、競輪選手として再起をかける元プロ野球選手の姿を描いた2016年放送のテレビドラマ「ガチ★星」の再編集劇場版。かつてはプロ野球選手として活躍していたが、8年前に戦力外通告を受け、自堕落な生活を送っている濱島浩司。友人を裏切り、妻や子どもにも捨てられて自暴自棄になっていた濱島は、ひょんなことから競輪選手への道をすすめられる。40歳の濱島はもう一度自分の才能を試すために競輪学校に入学する。しかし、そこで濱島を待っていたのは、教官の苛烈なしごきと、20歳以上も歳の離れた若い生徒たちによるいじめという過酷な現実だった。主人公の濱島役を安部賢一、ライバルの久松役を福山翔大が演じ、モロ師岡、博多華丸らが脇を固める。監督は、ドラマ「めんたいぴりり」や、東京五輪招致映像のクリエイティブディレクションなどを務め、本作が商業映画デビューとなる江口カン。
2017年製作/106分/G/日本
配給:マグネタイズ
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2019年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
映画「ガチ星」(江口カン監督)から。
う~ん、正直、あまり入り込めなかった。
競輪選手として再起をかける元プロ野球選手の姿を描いた作品、
それでも上映時間106分の中で、60分以上も、主人公のダメ男ぶりを
これでもかってくらい見せられると、もう思考停止状態になってしまう。
いくらこの後、一念発起して頑張っても、受け入れられなかった。
本当に、観ている方が「しんどかった」。
そんなこと言うと、主人公が入学した競輪学校の教官に怒られそうだ。
「しんどいよな、もがけ」「もがけ、もがけ、もがけ・・」と。(笑)
そして、主人公にも「努力せえ、努力だけが結果に結びつくんだ」と。
それくらい、主人公の自暴自棄の様子が長すぎた気がする。
さらに、こんな練習をしたくらいで、一流として通用するほど、
競輪の世界は、甘くないことも知っているからこそ、
ストーリーに共感ができなかたのだと思う。
正直、もう少し、期待したんだけどなぁ。
これでは、東京オリンピック・パラリンピック2020の
自転車競技の宣伝にはならない気がするな。
プロ野球選手だった最初はポルシェ乗ってたのに、後はママチャリに落ち、だらしなくこいでパチンコしに行く姿が印象的。
競輪学校のシーンはどこも負け犬アラフォーに厳しく、肉体的精神的に追い詰められていく様が見所です。
肉体的に追い込むシーンを見て、「百円の恋」を思い出しましたが、似ていて異なる映画です。(主演がデブる役作りをする点はよく似てます)
同じくアラフォーとして、最後まで見ると励まされる作品でした。
2018年11月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
いや、努力スイッチ入るの遅いでしょ。何時入るのか、誰がどうすれば入るのか、何が起きれば入るのかと。イライラを通り越して、このままクタバレと悪態ついてしまうくらいに遅い。
競輪学校から出て行こうとした夜、久松はローラーの上で振り向きもせずにこう言います。「これしか無いから」。
「今、ここで出ていけば俺には何がある、何が残る。何も無い。」ってことでやる気を起こしてプロにはなったが、やっぱり酒も煙草も止める気無し。
病院で久松の姿を見て気付く。「これしか無い」の、「これ」は競輪のことじゃ無い。「努力するしかないから」って事だったのか。。。これでスイッチON。いや単純すぎないか、引っ張って引っ張った割に。しかも気付き方が大げさすぎだ。
ラストの第五レース最後の直線、「えっ、何これ。良いじゃん!」。ドラマが服着てペダル踏んでる100mは感動した。競輪って、本当に良いですね。思い切りケイリンに忖度してのお終いは、少しシラケタ。
問題は、やはり努力スイッチのタイミングでしょ。遅すぎるし、スイッチの入り方がおかしすぎる。残念です。
久松母の演技には脱帽。吉崎瞳が川島海荷に見えてしまう俺の視力には不安。
2018年8月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
仕事柄、自分ももう新人ではなく、かと言って秀でた才能もないので、なかなか身近なダメな友だち、あるいは自分を見ているようでもどかしかった。
競輪と同じように同じ場所をグルグルグルグル、
同じ過ちを何度も何度も繰り返す主人公に、
お前のやる気スイッチはどこにあるねん!
とイライラした。
才能と言うか人の本質ってなかなか変えられないという事を嫌と言うほど見せられて、
ラストはこの世界で生きていきたいなら
もがくしかないんだと
腹をくくった主人公の笑顔が印象的だった。
物事の最初と最後だけ描かれて真ん中の出来事がカットされてるシーンが多くてなかなか物語に入り込めなかった。
競輪をやるきっかけが、思いつきのような印象を受けたのも残念だった。
本質は変えられないと言うのが主軸だと思うので、主人公が変わるまでがなかなか長く、そこからかなり努力して結果も出たであろうに、その辺りがカットされてるのも残念だった。
デビュー戦で絡んで来た選手を今度は相手もせず抜き去るシーンとかあって欲しかったなぁと思う。
ラストのレースでゴール前で4人の選手の人生が透けるシーンはカッコ良かった。
久松の冷たいけど中に熱く燃える物が見える目が印象的で、パンを食いちぎるシーンに這い上がったるという意志が見えて熱かった。