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インナージャーニー・カモシタサラ「雑魚どもよ、大志を抱け!」主題歌を生歌唱 足立紳監督と楽曲誕生秘話を語る

2023年4月10日 13:00

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カモシタサラ(左)と足立紳監督
カモシタサラ(左)と足立紳監督

関西ジャニーズJr.の人気グループ「Boys be」の池川侑希弥が初主演を務めた映画「雑魚どもよ、大志を抱け!」(公開中)のトーク&ライブ付き上映会が4月9日、東京・新宿武蔵野館で行われ、足立紳監督、主題歌を担当したバンド「インナージャーニー」のギター&ボーカル・カモシタサラが登壇した。

百円の恋」の脚本や「喜劇 愛妻物語」で知られる足立監督が、自身の小説「弱虫日記」を映画化した青春物語。昭和末期の地方の町を舞台に、少年たちの葛藤と前進を活写している。

カモシタが所属する「インナージャーニー」は、若者を中心に幅広い世代から支持を集める4ピースロックバンド。2019年に開催された10代限定フェス「未確認フェスティバル」の出場をきっかけに結成し、これまで開催したワンマンライブ、主催イベントは軒並みソールドアウトを記録。本作には主題歌として、書き下ろし楽曲「少年」を提供している。

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カモシタは「こんな良い映画の最後を締めくくらせてもらってもいいのだろうか……そんな不安もあったんですが、本当に有難いお話でした」と主題歌のオファーへの気持ちを明かしつつ、まず読むことになった脚本について「少女だった頃の気持ちをぐわっとかきたてられるような感じがあったり。“懐かしい”だけでは収まらない感覚でした」と語った。

足立監督は「今回は女性の方に歌っていただけたらという思いがあって。男の子たちだけの話なので、この子たちを背中を押してもらうような、励ます歌を作れる方を探していました。(起用の理由で)一番大きかったのは、カモシタさんの“声”。この“声で映画が終わっていくと映画の余韻が引き立つんじゃないかと思ったんです」と説明。さらに楽曲「グッバイ来世でまた会おう」を引き合いに出して「オファー当時は21歳。わかりやすく前向きな歌でもないのに、その年齢で歌っていることにも引きつけられました」と補足した。

本作の撮影地は、岐阜県飛騨市。カモシタは「少年」を生み出すために、撮影現場を来訪し、主人公・瞬(池川)が“地獄トンネル”と対峙するシーンを見学している。「風がすごくふいていて……。そこで感じとった『向かい風に抗っていくぜ!』というものを歌詞にも入れられたらなと思っていました。それとどこか温かい雰囲気もありました。それは足立監督が出されているものも関係していると思いました。それも楽曲づくりに良い影響を与えたんだと思います」とのこと。そこから「少年」の構想を膨らませ、帰りの新幹線の車中ですでに曲作りをしていたそうだ。

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足立監督が求めていたのは「主題歌を通じて『映画は終わったけれども、登場人物たちの人生はまだ続いている』というニュアンス」だった。やがて、その思いをくみ取った主題歌「少年」が完成。足立監督が初めて同曲を聞いたのは、家族でディズニーランドに訪れていた時のこと。「映画で使用されているバージョンとほぼ変わらないものがあがってきたんです。『本当に良い曲だなぁ』と思ったので、遊んでいる家族を無理矢理引き止めて聴かせていました(笑)」と明かしていた。

特に気に入ったのは「君の痛みは 君だけのもの 美しい鱗になる」という歌詞。「生きていくうえでは、傷つかずに生きていくことはできません。『傷つかないように、傷つかないように』という風潮を感じますが、どうやっても生きているだけで傷ついてはいくんですよね。もしかしたら、その“傷つき”というのは、宝物になるかもしれない。(それを表現した歌詞が)すごくいいなと。映画のテーマとも合うなと思いました」と理由を話すと、カモシタ自身もこの節が“お気に入り”だったことが発覚。「少年」は、2人の思いが通じ合って生まれた楽曲だったのだ。

「自分が関わったことを忘れてしまうほど良い映画だった」というカモシタ。イベントのラストでは、カモシタがアコースティックで「少年」を弾き語り、大きな拍手が沸き起こった。なお、同イベントには、映画監督を目指す少年・西野聡を演じた岩田奏、ヤンキー姉と母の3人で暮らしている星正太郎役の松藤史恩が観覧に訪れていた。

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