単館公開から絶賛が広がり、アカデミー主演女優賞にノミネート! アンドレア・ライズボロー主演「To Leslie」6月23日公開
2023年3月11日 08:00
アメリカでの単館公開からスタートするも絶賛が広がり、アンドレア・ライズボローが第95回アカデミー主演女優賞にノミネートされた「To Leslie(原題)」が、「To Leslie トゥ・レスリー」の邦題で6月23日に公開されることがわかった。
ライズボローが演じるのは、宝くじに高額当選(19万ドル、日本円で約2500万円)したものの酒に溺れ、放浪するシングルマザー。彼女の痛々しいほどリアリティのある演技に対して、グウィネス・パルトロウ、シャーリーズ・セロン、エイミー・アダムス、ジェーン・フォンダ、ローラ・ダーンらハリウッド俳優たちの間で称賛の輪が広がった。ケイト・ウィンスレットは「私の人生で見たなかで最も素晴らしい演技のひとつ」と賛辞をおくり、「TAR ター」で同じく第95回アカデミー主演女優賞にノミネートされたケイト・ブランシェットは、全米批評家協会賞の受賞スピーチで、「恣意的な演技賞で最も見過ごされている演技のひとつ」としてライズボローを挙げるなど、熱い支持を集めている。
2022年10月にアメリカで単館公開されるも、興行収入2万7000ドル(約350万円)と規模が小さく、大規模なPRキャンペーンを行う予算もなかったため、前哨戦や下馬評ではあまり注目されていなかった。しかし、作品に感銘を受けた俳優たちが上映会の開催、SNSでの投稿などを行い、ライズボローの真に迫る演技を次々と絶賛。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」でも、批評家スコア93%、観客スコア86%を記録している(3月10日時点)。そんな旋風が巻き起こったことで、ライズボローはオスカーノミネートを果たし、賞レースに躍り出ることになった。
監督は、「ベター・コール・ソウル」「13の理由」「ハウス・オブ・カード 野望の階段」などドラマを数多く手がけてきたマイケル・モリス。本作で、長編映画監督デビューを果たした。アリソン・ジャネイ(「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」)をはじめ、マーク・マロン(「GLOW ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」)、オーウェン・ティーグ(「フロッグ」)、スティーブン・ルート(「マクベス」)らが脇を固める。
米テキサス西部のシングルマザー、レスリーは、宝くじに高額当選したものの酒に溺れ、瞬く間にお金を使い果たし、失意のどん底に突き落とされる。6年後、行き場を失ったレスリーは、かつての友人であるナンシー(ジャネイ)とダッチ(ルート)のもとへ向かうが、やはり酒が原因で呆れられてしまう。そんななか、孤独なモーテル従業員スウィーニー(マロン)との出会いをきっかけに、後悔だらけの過去を見つめ直し、母に失望した息子のためにも、人生を立て直すセカンドチャンスに手を伸ばし始める。
「To Leslie トゥ・レスリー」は、6月23日に東京・角川シネマ有楽町ほか全国公開。
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