「#マンホール」熊切和嘉監督のもとに集まった強固なスタッフ陣 メイキング写真&絵コンテ公開
2023年2月7日 12:00

中島裕翔(「Hey! Say! JUMP」)が6年ぶりに映画主演を務める「#マンホール」から、撮影現場を見守る熊切和嘉監督の姿を収めたメイキング写真、貴重な絵コンテが披露された。
中島が演じる本作の主人公・川村俊介は、勤務先の不動産会社での営業成績はナンバーワン、上司や同僚の信頼も厚く、さらには社長令嬢との結婚も決まり将来を約束された超がつくほどのハイスペック男。結婚式前夜のサプライズパーティの帰り道に酒に酔ってマンホールに落ちてしまい、幸せの絶頂からどん底に転落する。第73回ベルリン国際映画祭にて、ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待されることが決定している。
本作の脚本家は、「ライアーゲーム」シリーズや「マスカレード・ホテル」シリーズで知られる岡田道尚が務める。脚本のテーマはワンシチュエーション、主人公は結婚式前夜の新郎、2分に1度主人公に訪れるピンチの連続、SNSを駆使した問題解決、そして、あっと驚くラスト。これを縛りとし、「#マンホール」の脚本が生まれた。

(C)2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.マンホールの中という制限がある条件下でいかに映像を形にし、観客を満足させられるか。撮影現場での確かな演出力を持つ監督を探す中、熊切監督に白羽の矢が立った。衝撃的なデビュー作「鬼畜大宴会」(97)以来、「海炭市叙景」(10)、「私の男」(14)、「武曲 MUKOKU」(17)など、ジャンルに捉われず多くの作品を世に放ち、国際的な評価を受ける熊切監督は、緊張感のある日常描写に定評があり、人物に光を当てるだけではなく、内面の影をも炙り出す演出にも長けている。そしてなによりも、ジャンル映画への造詣と愛が深いことが決め手となった。
熊切監督は本作の撮影を振り返り、「ジャンル映画に触れる喜びを日々噛み締めながら、スタッフキャストみんなで夢中になってこの迷宮に挑んだ」と語っている。
そんな熊切監督のもと、スタッフには最善にして最強のスタッフが集結。本作のもう一つの主人公といっても過言ではないマンホールのセットは、「クリーピー 偽りの隣人」(16)で美術を担当した安宅紀史が作り上げた。撮影は「スマホを落としただけなのに」(18)の月永雄太、照明は「花束みたいな恋をした」(21)の秋山恵二郎、録音は「日日是好日」(18)の吉田憲義、編集は「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(21)の今井大介、VFXスーパーバイザーは「ヘルドッグス」(22)のオダイッセイが担当。暗く狭いマンホールセットの中で奮闘する主人公・川村を様々な角度から狙い、合成や音響含め、テンポを重視した99分の飽きさせないオリジナリティあふれる映像作品を作りあげた。
音楽は「ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS」(16)以来、熊切監督とは3度目の共業となる渡邊琢磨が担当している。
脚本の岡田は「アイデアで勝負できるオリジナル映画が作りたい!かねてより、その想いで様々な企画を考えてきましたが、現在の日本では原作モノ・企画性・時代性などが優先されるあまり、アイデア重視のオリジナル作品は成立しづらい環境が続いています。その中で、ようやく実現に漕ぎ着けたのが映画『#マンホール』です。熊切監督はじめ、素晴らしいスタッフとキャストと共に作り上げた、日本では珍しい挑戦的な本作を日本だけでなくぜひ世界中の人たちに楽しんでもらいたいと思っています!」と、作り手の熱い思いと本作にかける期待を語っている。
「#マンホール」は、2月10日から公開。
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