スマホを落としただけなのに

原作本のスリリングさに、事件のデカさが加わって。
怖いわあ。
街の人々が、歩きスマホ・ながらスマホ・電車でスマホ。
恐ろしいわあ。

ハッシュタグをつけたり、自分の存在をあからさまにする。
無意識でやってる自分。

犯人の素性も、意外な展開だったりして。
最後まで気が抜けない＝ハラハラな２時間。

この作品といい、
先日公開されたパニック映画"非常宣言"といい、
サイコパス役にイムシワンをキャスティングした人は
目の付け所がシャープすぎる。

イムシワンのハンサムさは
なんとなく何かありそうすぎる。
ただの爽やかくんを演じさせるのは
もはやもったいないと思う。

オリジナルよりも
演出も伏線もオチもわたしは断然好き。

主人公がスマホ修理の申込書にパスワードを正直に書いてしまう時点で「これは自分にも起こりうる…」感が半減してしまった…そのレベルのリテラシはさすがに老人

冒頭の「スマホ画面を固定して周りの世界が動く見せ方」(わかりづらくてすみません…)からクオリティの高さがビンビンに伝わってきます。
テクノロジー駆使でリアルにあったら最悪と思える展開がよかったです。

一方、犯人イケメン過ぎ、関係性が微妙に複雑、など気になる点も少し。

とはいえ見て損はない良作でした。