スティーブン・キング原作「子取り鬼」が配信から劇場公開へ
2023年1月29日 22:00

スティーブン・キングの短編小説「子取り鬼」を映画化した米20世紀スタジオの新作ホラー「The Boogeyman(原題)」が、当初予定されていた米Huluでの配信から一転、劇場公開されることが決定した。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。
原作となる「子取り鬼」は、1978年に発表されたキングの短編集「ナイトシフト 深夜勤務」に収録されている1編で、子取り鬼に我が子3人を殺された男が、精神科医を訪れて後悔する胸の内を告白するという物語だ。
映画は、母親の死から立ち直れずにいる16歳の少女とその妹が、精神科医の父親がある患者を診たのをきっかけに、邪悪な存在の標的となる恐怖を描いたホラースリラー。クリス・メッシーナ(「アルゴ」「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」)、デビッド・ダストマルチャン(「DUNE デューン 砂の惑星」「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」)、マリン・アイルランド(「アンブレラ・アカデミー」)、マディソン・フーら個性豊かな実力派俳優がキャストに集結。「クワイエット・プレイス」シリーズのスコット・ベック&ブライアン・ウッズと「ブラック・スワン」のマーク・ヘイマンが共同で脚本を執筆。ショーン・レビが自身の製作会社21ラップスを通じてパートナーのダン・レビン、ダン・コーエンとプロデュースにあたり、「ズーム 見えない参加者」の新鋭ロブ・サベッジ監督がメガホンをとる。
もともとはHuluでの配信向けに製作された本作だったが、昨年12月にテスト試写を行なったところ驚くほど評価が高かったために、スタジオ首脳陣が急遽劇場公開に踏み切る決断を下したようだ。
テスト試写の結果によって配信から劇場公開へと転じた作品は少なくない。最近では、パーカー・フィンの長編監督デビュー作となる米パラマウント・ピクチャーズのホラー映画「Smile(原題)」が、当初パラマウント+で配信予定だったものの同じくテスト試写での高評価を受けて劇場公開となり、製作費1700万ドルに対して世界累計興行収入2億1600万ドルの大ヒットを記録している。
「The Boogeyman(原題)」は6月2日から全米公開。
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