ディズニー「美女と野獣」30周年記念番組、1月27日配信 色あせぬ魅力を解説
2023年1月26日 17:30
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ディズニーアニメーションの歴史に名を刻む不朽の名作で、アニメ作品として初めて、第64回アカデミー賞の作品賞候補になった「美女と野獣(1991)」。その快挙から30周年を記念して制作されたスペシャル番組「美女と野獣 30周年セレブレーション」が、1月27日からディズニープラスで配信される。
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野獣に姿を変えられた王子と、聡明な娘ベルの愛の行方を描いた名作は、18世紀フランスで生まれた民話をルーツに持ち、かのウォルト・ディズニー本人も生前、アニメ化を熱望していたという“愛と魔法”の物語。「美女と野獣(1991)」の製作には、約600人のアニメーター、クリエイターが参加した。象徴的なダンスホールのシーンでは、当時画期的だったCGを駆使し、実写のようなカメラワークと映像美を生み出した。何より、ハワード・アシュマン(作詞)とアラン・メンケン(作曲)の名コンビが生み出した名曲の数々が、世代を超えて愛されたことで、本作はさらなる輝きを手に入れた。
1980年代後半まで、長く低迷期にあったディズニーアニメは「リトル・マーメイド(1989)」「美女と野獣(1991)」を大成功に導き、“ディズニールネサンス”と称される第2の黄金期を迎えることに。ちなみに過去、アカデミー賞の作品賞にノミネートされたアニメ作品は「美女と野獣(1991)」(第64回)、「カールじいさんの空飛ぶ家」(第82回)の2作品のみだ。
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そして、長い歳月を経て、「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演で実写映画化が実現。2017年に公開された「美女と野獣」は、日本でも興行収入120億円超えの大ヒットを記録した。衣装や美術をはじめ、品格溢れるアニメ版の世界観が見事に実写化された映像はもちろん、親しみ深い楽曲の数々もブラッシュアップされ、ミュージカル映画としての完成度も格別(監督は「ドリームガールズ」のビル・コンドン)。新曲も追加され、まさにファンの願いを叶えた新たな名作の誕生となった。
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ヒロイン像に目を向けると、ワトソンが演じることによって、もともと聡明で成熟だったベルが、より知的で先進的な女性像に進化したことも、実写版成功の重要な要素となった。ワトソンは、同じくディズニーが名作アニメを実写化した「シンデレラ(2015)」の主演オファーを「自分には向いていない」という理由で断った経緯があり、そのあとにベル役を引き受けた点は、社会への問題意識が高い彼女らしい選択だったといえる。
内面に宿る愛こそが真実だという普遍的なメッセージはもちろん、まるで夢を見ているような壮大で優美なビジュアル、思わず心が踊り出し、ときに胸を締めつける楽曲群、時代の流れに寄り添いながら変化・成長するヒロイン像といったエッセンスによって、色あせぬ魅力を放ち続ける「美女と野獣」。20年には東京ディズニーランドのアトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」がオープンし、大きな話題を集めたほか、東京ディズニーリゾート内に位置する舞浜アンフィシアターでは、「劇団四季」のディズニーミュージカル「美女と野獣」がロングラン上演中だ。
さらに、細田守監督が手がけた「竜とそばかすの姫」は、「美女と野獣」がモチーフになっており、細田監督自身も完成報告会見で、「現実と虚構という二重性があるインターネットの世界で、あの物語を表現したらどうなるかが発想の原点」と、影響の大きさを語っている。
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今回、ディズニープラスで配信される「美女と野獣 30周年セレブレーション」は、アニメと実写が融合したスペシャル番組。実写部分では、ベル役をグラミー賞受賞のR&BアーティストであるH.E.R.、野獣役を世界的ボーカリストのジョシュ・グローバン、ポット夫人役を全世界で9000万枚のアルバム売り上げを記録したカントリーポップの女王、シャナイア・トゥエインが演じるなど、豪華キャストが集結した。
ディズニー音楽の巨匠であるアラン・メンケンもスペシャル番組に携わっており、「私が目指しているのは、さまざまなビジョンを上手くまとめあげながらも、作品の品位を保てるような力強いものを作ることです」とコメント。H.E.R.とグローバンが披露する「Beauty and the Beast (Reprise)」は、ふたりの圧巻の歌声と美しいハーモニーに加えて、コーラスで鳴り響くエッジの効いた爽快なエレキギターの音色が印象的な一曲に仕上がっている。
「美女と野獣 30周年セレブレーション」は、1月27日からディズニープラスで配信される。
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