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吉沢亮「大変失礼いたしました!」 妻役からの“暴露”にアタフタ

2023年1月7日 15:25

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舞台挨拶に立った吉沢亮
舞台挨拶に立った吉沢亮

国籍・文化・境遇を超えて家族を作ろうとする人々の姿を描いたヒューマンドラマ「ファミリア」の公開記念舞台挨拶が1月7日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演を務める役所広司をはじめ、共演する吉沢亮、サガエルカス、ワケドファジレ、アリまらい果、MIYAVI、佐藤浩市成島出監督(「八日目の蝉」「いのちの停車場」)が登壇した。

山里でひとり孤独に暮らす陶器職人・神谷誠治(役所)のもとに、一流企業のプラントエンジニアとしてアルジェリアに赴任中の息子・学(吉沢)が婚約者ナディア(アリまらい果)を連れて帰国。一方、隣町の団地に住む在日ブラジル人の青年マルコス(サガエルカス)は、半グレ集団に追われていたところを助けてくれた誠治に亡き父の姿を重ね、焼き物に興味を持つように。そんな中、アルジェリアに戻った学とナディアを悲劇が襲う。

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役所は役どころについて、「休日の自分は髪ボサボサで、ひげもボウボウ。朝から晩まで同じ服装で、それが快適だと思っている。そういうところは、とても似ていますね」と親近感。「性格はまったく違う」というが、劇中で挑んだ陶芸は「前からやりたいと思っていて、(実際やると)好きでしたね。まったく苦じゃなかった」と振り返り、撮影後には使用した道具や粘土を自宅に持ち帰ったことも明かしていた。

海外で働き、国際結婚する息子を演じた吉沢は「誰に対しても平等に優しく、知らない世界に躊躇なく飛び込んでいける。こういう人間にあこがれるという、理想が詰まった人物」とキャラクターを分析。自身は「ビビリです(笑)」と語っていた。

そんなコメントに対し、妻を演じたアリまらい果から「演技経験がないので、シーンが始まる前はガチガチ。でも、吉沢さんは普通に話しかけてくれて『えっ、準備いらないの? 私には必要なんだけど』って(笑)」と“暴露”も飛び出し、当の吉沢は「大変失礼いたしました!」とアタフタする場面も。「緊張しなくていいんだよとお伝えしたかった」と説明していた。

アリまらい果に加えて、サガエルカスとワケドファジレも、オーディションで役を勝ち取った演技未経験者で「ひとつのシーンを撮るのにも、想像の何倍も多くの人が関わっていて驚いた。別の人間になれるのは、ものすごく楽しいので、これからもいろんな映画をやってみたい」(サガエルカス)、「演技とは私が想像しているものとまったく違うんだと知った。監督も厳しく指導してくださり、難しいものだとわかったので、これからも勉強したい」(ワケドファジレ)と話していた。

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半グレのリーダー役に挑んだMIYAVIは「ひどい役なので、ファンが減っちゃうんじゃないかとすごく悩みました」と葛藤も。自身は国内外で難民支援に取り組んでおり「逆側の視点で、学べることもあるんじゃないかと。日本にもこうした問題があるんだと知ってもらえれば」と訴えた。

佐藤は、主人公と旧知の仲である刑事を演じ「役所さんとは、芝居の話はしたことないですね。数十年、映画の世界で一緒にいろんな現場をやってきて、自然な流れでいられる」と役所に全幅の信頼。両名の共演について、成島監督が「夢でした。日本で一番尊敬する役所さん、二番目に尊敬する佐藤さん……」と感無量の面持ちを浮かべると、佐藤は「二番目かい!」とすかさずツッコミ。成島監督は「年齢順ということで(笑)」と理解を求めていた。

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