レイプを「悪魔の仕業」とされた女性たちが真実を知る GG賞ノミネート作「ウーマン・トーキング」23年初夏公開
2022年12月14日 18:00
女性たちがレイプ事件の裏にあった真実を知る、実話をもとにした物語「WOMEN TALKING(原題)」が、「ウーマン・トーキング 私たちの選択」の邦題で、2023年初夏に公開されることがわかった。オスカー女優フランシス・マクドーマンドが出演・プロデュースを担い、ブラッド・ピット率いるプランBが制作。第80回ゴールデングローブ賞で、脚本賞と作曲賞の2部門にノミネートされた。
原作は18年に出版され、米ニューヨーク・タイムズ紙のブックレビューの「年間最優秀書籍」に選ばれた、ミリアム・トウズによる同名ベストセラー小説。05年~09年にボリビアで起きた実際の事件をもとに執筆された。舞台は、2010年の架空の村。自給自足で生活するキリスト教一派の村で、女性たちがレイプされる事件が連続する。女性たちは、事件を「悪魔の仕業」「作り話」だと男性たちから否定されていたが、やがてそれが、紛れもない犯罪であることを知る。男性たちが街へと出かけている2日間、彼女たちは自らの未来をかけた話し合いをする。
主演を務めるのは、「キャロル」のルーニー・マーラ。ドラマ「ザ・クラウン」のクレア・フォイをはじめ、「MEN 同じ顔の男たち」のジェシー・バックリー、「007」シリーズのベン・ウィショーらが共演する。「死ぬまでにしたい10のこと」などで女優として活躍し、06 年に「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」で監督、脚本家としてデビューしたサラ・ポーリーが、監督と脚本を担う。あわせて、村の女性たちの姿をとらえた場面写真も披露された。
本作は、初上映されたカナダのトロント国際映画祭では観客賞の次点に選出。さまざまな映画祭で38ノミネートを果たし、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞(アンサンブル演技賞、作品賞トップ10入り)、アメリカ映画協会賞(作品賞トップ10入り)、ボストン映画批評家協会賞(アンサンブル演技賞)などを受賞している。
「ウーマン・トーキング 私たちの選択」は23年初夏、東京のTOHOシネマズシャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほかで公開予定。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド NEW
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5 NEW
【これは不適切報道か、否か?】テロの全世界実況生中継…本当に放送していいのか…!?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア NEW
【余命わずかの親友から奇妙なお願い】「わたしが死ぬとき隣の部屋にいて」――魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
開始20分で“涙腺決壊”
【激しく、心を揺さぶる超良作だった…!】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれる!
提供:ディズニー