映画公開記念「イチケイのカラス スペシャル」1月14日放送 北村一輝、中村アン、高橋優斗らがゲスト出演
2022年12月10日 06:00
竹野内豊主演の「映画 イチケイのカラス」の公開を記念して、1年半ぶりにオール新作のスペシャルドラマ「イチケイのカラス スペシャル」が、2023年1月14日午後9時からフジテレビで放送されることがわかった。竹野内のほか、黒木華、小日向文世のレギュラーメンバーたちに加え、北村一輝、中村アン、堀田真由、吉沢悠、高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、宮世琉弥、渡邉美穂、戸塚純貴らがゲスト出演。映画に登場する斎藤工、西野七瀬、向井理もカメオ出演する。
講談社「モーニング」で連載された、浅見理都氏による同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列の月9枠で放送された連続ドラマ「イチケイのカラス」。舞台は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)。伝家の宝刀「職権発動」(刑事訴訟法128条「検証」に基づき、事実発見のために必要なときは、裁判所主体で検証を行うことができる)を駆使する自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内)と、超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木)の活躍が描かれた。平均世帯視聴率は12.6%で、令和“月9”No.1の高視聴率を記録した。
スペシャルドラマでは、みちおがイチケイから異動になって1年後の熊本を舞台に幕を開ける。熊本地裁第二支部で精力的に裁判を行うみちおのもとに、ヤンキーグループの決闘の仲裁に入った青年・諏訪遙人(高橋)が殴られ、意識不明の重体となった傷害事件が起訴される。加害者と推定された内田亘(嘉島陸)は、全面的に罪状を認めており、執行猶予付きの判決で収束する事件のように思われた。しかし、調査を進めると、不審な点がいくつか見つかる。さらに警察の取り調べの際、内田は容疑を否認していたという。なぜ、内田は証言を変えたのか。疑問に思ったみちおは、職権発動して捜査を開始する。
一方、東京では、イチケイの部長裁判官である駒沢義男(小日向)が、“代理お家騒動裁判”と世間から注目を集める大企業「星積ホールディングス」の社員同士の傷害事件を審議していた。社員たちは、次期社長候補の派閥にそれぞれ属していて、代理戦争の様相を呈していた。対立しているのは、同社役員、大藪重之(北村)と嶋津奈都子(中村)。奈都子の部下・丹羽昭久(吉沢)らは、とにかく裁判を早く終わらせようとする。そんな両者の態度に、駒沢は怒りすら覚えてきて……。
捜査を進めていく中で、とある場所で鉢合わせるみちおと駒沢。みちおは内田の弁護人を務める吉塚悟(小柳友)、検察官の木内真菜(向里祐香)と、一方の駒沢はみちおの弁護士時代の同僚で丹羽の弁護人を務める、青山瑞希(板谷由夏)の部下で若手刑事弁護士・佐倉朝子(堀田)、書記官の岡林保(戸塚)らと現れる。
みちおが担当する“熊本・ヤンキーの決闘”と、駒沢が担当する“東京・大企業の代理お家騒動”、全くスケールの違う2つのケンカ事件のある接点が浮かび上がる。
みちおだけでなく、おなじみのイチケイメンバーたちにも変化があり、書記官・石倉文太(新田真剣佑)は海外留学へ、同じく書記官・浜谷澪(桜井ユキ)は産休中、主任書記官・川添博司(中村梅雀)はみちおのいる熊本へ異動、一ノ瀬糸子(水谷果穂)は事務官から書記官へ、城島怜治(升毅)は特捜に異動、最高判事を辞任した日高亜紀(草刈民代)はカレー屋の店主に。井出伊織(山崎育三郎)は変わらず東京地検第3支部の検事として活躍している。
また、山崎が演じる井出が主人公のスピンオフドラマ「イチケイのカラス 井出伊織、愛の記録」(1月9日24時55分スタート/関東ローカル、FNS系列各局は別途放送)の放送も決定した。正義感の強いクールな井出が、仕事に恋に奔走する姿や、「映画 イチケイのカラス」で夫婦になっている井出と糸子が結婚に至るまでが描かれる。
土曜プレミアム・映画公開記念「イチケイのカラス スペシャル」は、フジテレビで2023年1月14日午後9時から放送、キャストらのコメントは以下の通り。「映画 イチケイのカラス」は、23年1月13日から全国公開。なお、12月19日からは、連続ドラマ「イチケイのカラス」全11話がTVer・FODにて順次無料配信される。
リーガルドラマで小日向さんと、久しぶりにご一緒出来ることを楽しみにしていました。
大藪には彼なりの正義があっての行動だという点を意識していました。
新春に皆さんで楽しくご覧いただければと思います。
「イチケイのカラス」の世界に入れていただけるなんて!と、すごくうれしかったです。難しい法律用語にドキドキしながらチャレンジさせていただきました。
起承転結がテンポ良く描かれていて、奈都子が背負っているものをどのように表現したらよいのだろうかと考えながら読みました。非常に難しかったのですが、“人を想(おも)う気持ち” を大切に演じました。
連続ドラマをご覧になっていた方も、そうでない方も楽しんでいただける内容だと思います!見終わったあと、前向きになれるそんな作品です。ぜひご覧ください!
シリーズ化されている本作にスペシャルドラマから参加させていただけること、とてもうれしく思います。一視聴者として作品を拝見していたので自らの足で法廷に立った時は高揚感と緊張感で胸がいっぱいでした。
弁護士になって3年目の朝子は刑事弁護の現実を知り、受け入れながら被告人と向き合う日々。しかし、駒沢裁判官をはじめとする大切な出会いから仕事に対する考え方がゆっくりと変わっていきます。弁護士として彼女がどのように成長していくのかその過程をしっかり出したいなと思いながら演じました。
熊本と東京で起きた2つの事件の裏に起こった本当の真実とは一体なんなのか?スペシャルドラマでは新たに個性豊かなキャラクターが登場し、これまでと同様に裁判官が自ら現場検証を行ったり異例の審理を行ったりしながら事件だけでなく、被告人の心に寄り添う温かな作品となっています。ぜひお楽しみいただけるとうれしいです。
1年半ぶりのイチケイ新作ドラマは、新年早々のスペシャルドラマということで、明るさを意識し“夢” や“絆”を根底に描きました。幅広い世代の方に楽しんで頂ける作品になったと思います。舞台は、連続ドラマから1年後です。本作は竹野内豊さん演じる入間みちおはもちろんですが、連続ドラマでは見守る立場が多かった小日向文世さん演じる駒沢部長が自ら職権発動したり、中村梅雀さん演じる川添が熊本でヤンキーとケンカしたり、とベテランが大活躍する話でもあります。そんな、イチケイ初めてのスペシャルドラマには、竹野内さんも小日向さんも“豪華なメンバー!”と仰り、私たちとしてもこれ以上ないと思う素敵なキャストの方々にご出演頂けました!
北村一輝さんは、東京の大企業・星積ホールディングスを実力で上り詰めてきた男、大薮重之を演じて頂きます。“出世競争を生き抜いた七色の顔を持つ男…北村さんにもし演じていただけたら…”とダメもとのオファーですが快諾いただき、森脇智延監督と大喜びでした。本作の撮影現場でも子役の小学生に“好きです、お会いできてうれしいです”と告白されるほど若い世代からも人気があり、優しい笑顔で現場の皆をメロメロにされる方ですが、本作ではある場面では軽妙なせりふ回し、そしてある場面では圧倒的な迫力を見せてくださり、その振り幅に鳥肌が立ちました。
そして中村アンさんは、映画「マスカレード・ナイト」でアルゼンチン・タンゴを短期間でハイレベルに習得された芯の強さと、“プロボノの女神・嶋津奈津子”の持つ芯の強さにリンクを感じたことがオファーのきっかけでした。それに加えて、実はある意外性を狙ってオファーさせていただき、見事に中村さんは応えてくださいました。視聴者の皆さまには新しい中村さんの一面にびっくりしていただけると思います!
堀田真由さんは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」での大活躍も記憶に新しいですが、以前から彼女の圧倒的な透明感が脳裏に焼き付いており、本作において最も成長するキャラクター・佐倉朝子は是非堀田さんに演じて頂きたいと思い、オファーさせて頂きました!法廷での驚異の長ぜりふも含めご注目いただけますと幸いです。
また、今回のスペシャルドラマは映画ともリンクした内容になっており、映画から斎藤工さん、西野七瀬さん、そして向井理さんが登場してくださいます。一体この3人がどのようにこのスペシャルドラマとつながってくるのかもご注目して頂ければと思います。他にも、安定した存在感で作品を深めて下さる吉沢悠さん、めざましい活躍で注目を集める高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)さん、宮世琉弥さん、渡邉美穂さん、嘉島陸さん、高い演技力で魅了する戸塚純貴さんら、たくさんのスペシャルゲストが出演されますので、お楽しみに!
そしてスピンオフドラマでは、山崎育三郎さん演じる井出伊織が大活躍します!竹野内さん、桜井ユキさん、水谷果穂さんらおなじみイチケイメンバーと、西野さん、柄本時生さん、立木文彦さんらゲストとの会話劇、お芝居が達者な方々のコラボに、とにかく笑いが止まりません!監督陣も連ドラ以上に弾けた演出をしておりますので、ぜひお楽しみいただければと思います。
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