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妻夫木聡×柄本明、鬼気迫る演技の“殴り合い” 「ある男」現場レポート

2022年11月11日 10:00

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11月18日から公開
11月18日から公開
(C)2022「ある男」製作委員会

平野啓一郎の同名ベストセラーを「蜜蜂と遠雷」「愚行録」の石川慶監督が映画化した「ある男」の撮影現場レポートとともに、新たな場面写真が披露された。弁護士役で主演を務めた妻夫木聡、詐欺師を演じた柄本明が対峙するシーンを切り取っている。

本作は、弁護士の城戸(妻夫木)が、かつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から亡くなった夫・大祐(窪田正孝)の身元調査という奇妙な相談を受けたことで、彼の正体に迫っていくさまを描く。

調査は難航を極めるが、城戸と同じ弁護士事務所で働く中北(小籔千豊)が過去に担当していた“ある事件”が浮かび上がってきたことをきっかけに、城戸は過去の事件に関わりがあるという詐欺師・小見浦(柄本)に会いにいく。

画像2(C)2022「ある男」製作委員会

2021年1月にクランクインし、首都圏近郊を中心に撮影された。印象的となった城戸と小見浦の面会シーンは、コンクリート打ちっぱなしのスタジオを刑務所として飾り込んでいる。美術に加え、スタジオ内に雨を降らせるなど、石川監督ならではの独特な発想かつ自由な映像表現が用いられており、石川監督の世界観へ一気に引き込まれていく場面となっている。

城戸は“ある男・X”の真相に関する情報を聞き出そうとするが、全てを見透かすように不敵な笑みを浮かべる小見浦の姿に、得体の知れない恐怖を感じさせる。10月27日に行われた本作のジャパンプレミアでも、妻夫木は「柄本さんの役の魅力が増長されて、観客をさらに引き込んでくれるシーン」と話しており、強烈なインパクトを残す対峙シーンになっている。

ある男」は11月18日から公開。

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