「魔法にかけられて2」でマジック再び! ディズニー音楽を彩る“伝説”アラン・メンケン
2022年11月5日 09:00
アニメーションで描かれたおとぎの世界から、現実のニューヨークに迷い込んだプリンセスが真実の愛を見つけるミュージカルコメディの傑作「魔法にかけられて」。その15年後を描いた最新作「魔法にかけられて2」が11月18日、ディズニープラスで独占配信される。
主人公ジゼルを演じるエイミー・アダムス、前作で彼女と結ばれた離婚弁護士のロバート役を務めるパトリック・デンプシーら、おなじみのキャストが再集結する本作。ファンにとっては、数々の名曲を生み出した“伝説”アラン・メンケンの続投も嬉しい知らせだ。
メンケンといえば、「リトル・マーメイド」「美女と野獣」「アラジン」といった、ディズニーアニメの名作において、誰もが知る名曲を手がけ、アカデミー賞に8度も輝いている作曲家。2001年、ウォルト・ディズニー・カンパニーに多大な貢献をした人物として「ディズニー・レジェンド」の称号を獲得。23年には「ホール・ニュー・ワールド」と題した貴重な来日ソロコンサートも予定されており、国内外で絶大な人気を誇っている。
そんなメンケンが生み出す音楽の魅力は、見る者の感情をエモーショナルに盛り上げ、誰もが口ずさめる親しみやすいメロディ。そして作品の世界観を、音楽に反映させることで“その世界にしかない音楽的語彙”を生み出すという才能にある。例えば、「リトル・マーメイド」ではカリブ海風なレゲエ、「美女と野獣」ではフランス感が漂うミュージカル、「アラジン」ではジャズを取り入れた。楽曲を聞くだけで、カラフルな映像が目に浮かぶのは、メンケンならではのマジックといえるだろう。
ディズニープリンセス“あるある”が生み出す笑いで、おとぎ話の常識を打ち破ったことで高く評価された「魔法にかけられて」。メンケンもまた「シンデレラ」「白雪姫」といった過去の名作にリスペクトを捧げつつ、モダンで新鮮な表現を取り入れる野心的なチャレンジに挑んだ。さらに劇中で「リトル・マーメイド」アリエル役の声優がカメオ出演しているシーンでは、同作の代表曲「パート・オブ・ユア・ワールド」が流れるなど、ディズニーアニメの歴史を振り返りつつ、名曲の新しい楽しみ方を提示した。
もちろん、「魔法にかけられて」のハッピーな世界観を彩るオリジナル楽曲もすばらしく、事実、第80回アカデミー賞では、「歌ってお仕事」「想いを伝えて」「そばにいて」という劇中歌3曲が同時ノミネートを果たすという偉業も成し遂げた。王道のファンタジーに、現代的なラブコメディの要素を盛り込み、大人のラブストーリーとして、いまもなお愛される作品は、メンケンの魔法によって、さらに色鮮やかな輝きを放っているのだ。
そして新作「魔法にかけられて2」では、メンケンの続投に加えて、前作でタッグを組んだスティーブン・シュワルツが再び作詞を担当。さらに舞台化もされた傑作ミュージカル「ヘアスプレー」や、合唱部の奮闘を描く「glee グリー」シリーズを手がけるアダム・シャンクマンが監督を務めており、「名曲×ミュージカルシーン」の魅力がさらに増すこと間違いなし。名作曲家メンケンは、作品にどんな彩りを添えてくれるのか? 新たなマジックに期待が高まる。
「魔法にかけられて2」は、11月18日からディズニープラスで配信。
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