「ロストケア」に鈴鹿央士、柄本明らが参加! 松山ケンイチが連続殺人犯役、長澤まさみが検事役
2022年9月28日 17:00
原作は、葉真中顕氏のデビュー小説「ロスト・ケア」(光文社文庫刊)。第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、審査員であった綾辻行人氏に「掛け値なしの傑作である」と言わした名作だ。連続殺人犯と検事が対峙し「なぜ彼が殺人を犯したのか」という点に迫るヒューマンサスペンスとなっており、松山が主人公の心優しい介護士・斯波宗典役、長澤が斯波と対峙する検事・大友秀美役を演じている。
早朝の民家で老人と介護士の死体が発見された。捜査線上に浮かんだのは、死んだ介護士と同じ訪問介護センターに勤める斯波宗典。彼は、献身的な介護士として介護家族に慕われる心優しい青年だった。検事の大友秀美は、斯波が務める訪問介護センターで老人の死亡率が異常に高いことを突き止める。この介護センターでいったい何が起きているのか――。大友は真実を明らかにするべく斯波と対峙する。
2019年に俳優デビューをしてから、「蜜蜂と遠雷」や「ドラゴン桜」(21)など、数々の映画・ドラマの話題作に出演してきた鈴鹿は、検察事務官の椎名幸太役として登場。大友とともに、連続殺人犯を追い詰め、隠された事件の真相究明に奔走する役どころだ。「本作はこれからの日本にとって大切なことを届ける作品になっているので、是非自分と同世代の方に観てもらいたい」と語っている。
柄本は、斯波宗典の父である斯波正作役を演じることに。“連続殺人犯の父”という役柄を、圧巻の演技で魅せている。そのほか、介護老人の娘役として坂井と戸田が登場。ヘルパー役を峯村リエ、新人ヘルパー役を加藤菜津、坂井演じる女性の仕事先の友人役をやす(ずん)、検事正役を岩谷健司、ケアセンター長役を井上肇、取り調べを受ける女性役を綾戸智恵、警部補役を梶原善、検事の母役を藤田弓子が扮している。
「ロストケア」は、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」「そして、バトンは渡された」の前田哲が監督・脚本を担当。2023年春に全国公開。鈴鹿、柄本のコメントは、以下の通り。
松山さんと長澤さんのお芝居を特等席のような場所で見て感じることが出来て本当に幸せでした。
今まで、親や祖父母や曾祖母に介護が必要となる時がくることについて、きちんと考えたことがありませんでした。今回脚本を読んで自分の身に置き換えた時、沢山のことを考えさせられました。僕は数学が好きで、今回の役柄も数学的な知識を駆使して事件を解決に導く大事な役だったので、大切に演じようと思いました。
前田監督から手紙まで頂いたので、やるしかないと思いました。
私はいつも役を演じる際は、「脚本読んで」「台詞を言う」。これを大切にしています。
松山さんと親子の役を演じて、あらためて松山さんに才能を感じました。
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