福山雅治「沈黙のパレード」の現場は「実に感動的」 原作者・東野圭吾の絶賛には安どの表情
2022年8月31日 21:05

東野圭吾のベストセラー小説を原作にした「ガリレオ」シリーズの劇場版第3作「沈黙のパレード」のジャパンプレミアイベントが8月31日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、難事件を鮮やかに解決する天才物理学者・湯川学を演じる福山雅治、相棒の内海薫役の柴咲コウが出席した。同シリーズの劇場版公開は「真夏の方程式」以来およそ9年ぶり。柴咲が劇場版に出演するのは、「容疑者Xの献身」(2008)以来となる。

湯川学として、久しぶりにファンの前に現れた福山は、開口一番「帰ってまいりました!」と喜びの挨拶。同名の原作小説は2018年に発表され、「映画化のお話が届く以前から、恥ずかしながら『これは僕のことだよね』という、そういう読み方をしていた」と振り返った。撮影現場の熱気を「実に感動的でしたね。エモさの螺旋階段というか」と独特なフレーズで表現する場面も。
完成後には、東野氏と一緒に試写会に参加したといい「僕は先生の真後ろで、緊張していましたが、映画が終わると誰よりも最初に拍手をしてくださって。おもむろに振り向いてくださり、グータッチ。これは自信をもってお届けできるなとホッとしました」と安どの表情で、ファンに作品をアピール。「東野先生が描く世界観に生きられることは、ひとりの人間としても、お芝居をする人間としてもうれしいこと。ひとつの作品が長く続くというのは、愛情の積み重ね、連鎖によってしかできない」と思いを噛みしめた。

久しぶりに内海薫を演じる柴咲は「やっぱり緊張しました」と明かし、「目の前に完全なる湯川先生が現れたので『これは、やらねばと』と思った」と回想。福山も「うれしかったですね。久しぶりに会えて。やはり、ふたりのかけ合いの中で、湯川が作られているので」と再タッグに喜びを示した。
黙秘を貫き、証拠不十分で釈放された女子学生殺害事件の容疑者が、被害者の故郷で開催された夏祭りのパレード当日、何者かに殺される。動機とアリバイがある女子学生の家族、仲間、恋人らは皆、“沈黙”を貫き……。ジャパンプレミアには福山と柴咲をはじめ、共演する北村一輝、飯尾和樹、戸田菜穂、田口浩正、川床明日香、出口夏希、岡山天音、檀れい、椎名桔平、前2作に続いてメガホンをとる西谷弘監督が勢ぞろいした。
湯川の親友で内海の先輩刑事・草薙俊平を演じる北村は「この映画、最高です! 自画自賛した出来になっている」と誇らしげ。今回は過去に関わった事件と再び対峙するという役どころで「ずっと苦悩していますが、そういう部分で、ちょっとやつれていったり。そういう努力はしました」と役作りを振り返っていた。
「沈黙のパレード」は、9月16日に全国公開。福山と柴咲によるユニット「KOH+」が再始動し、福山が柴咲をイメージした映画主題歌「ヒトツボシ」を書き下ろした。
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