ビル・マーレイ、コロナ感染でウェス・アンダーソン監督作から降板
2022年7月29日 19:00

米フォーカス・フィーチャーズ配給、ウェス・アンダーソン監督の新作「Asteroid City(原題)」から、ビル・マーレイが降板していたことが明らかになった。
「ライフ・アクアティック」「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」などアンダーソン作品の常連として知られるマーレイは、昨年9月の「Asteroid City(原題)」製作開始と同時にキャストのひとりとして報じられたが、フォーカス・フィーチャーズが先日発表した最終的な出演者リストに名前が含まれていなかった。米バラエティによれば、マーレイは昨年9月にスペインで撮影がスタートする直前に新型コロナウイルスに感染し、企画から離脱せざるを得なかったようだ。代役としてスティーブ・カレルが出演することになったという。
現在ポストプロダクション中の「Asteroid City(原題)」は、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、スティーブ・カレル、ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、ブライアン・クランストン、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディら豪華キャストが共演。アンダーソン監督とロマン・コッポラが共同で脚本を執筆し、1955年のアメリカにある架空の砂漠の町を舞台に、天体観測大会に集まった子どもや親たちを描く、「人生の意味を探求する詩的な瞑想」の物語だという。
マーレイは今年4月、エミー賞受賞ドラマ「マスター・オブ・ゼロ」で知られるアジズ・アンサリが長編初メガホンをとる米サーチライト・ピクチャーズの新作「Being Mortal(原題)」の撮影現場で、不適切な行為をしたと告発され同作は撮影中断となった。今回のアンダーソン監督の新作からの降板は、このトラブルとは関係ないと言われている。

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