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ロミー・シュナイダー映画祭ラインナップ決定 「太陽が知っている」「夕なぎ」ほか日本初公開作含む全6本

2022年6月10日 07:00

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「夕なぎ」
「夕なぎ」
(C)DR

8月5日からBunkamura ル・シネマにて開催される特集上映「没後40年ロミー・シュナイダー映画祭」の上映作品が決定した。代表作「太陽が知っている」「夕なぎ」、そして「夕なぎ」以前に、クロード・ソーテ監督とタッグを組んだ日本劇場初公開「マックスとリリー」など全6作品を紹介する。

オーストリア、ウィーンの名門俳優一家の家に生まれながらも、不遇の幼少期、悲恋、破産、元夫と息子の死など波乱万丈の私生活を経験したロミー・シュナイダー。しかし、頭脳明晰で独立心旺盛な彼女は、多くの傑作・話題作に出演し“20世紀最高の女優”と讃えられている。

日本劇場初公開となる「マックスとリリー」は名優ミシェル・ピッコリと共演し、ロミーが美しい娼婦リリーを演じる犯罪劇。そして、かつての恋人アラン・ドロンと共演を果たした「太陽が知っている」、ふたりの男に愛される女性を演じた「夕なぎ」、戦時下を舞台にした切なく狂おしい名作「離愁」のほか、ジャン=ルイ・トランティニャンジャン=クロード・ブリアリらフランスを代表する俳優たちが集う「華麗なる女銀行家」、ロミーの最期の出演作となった「サン・スーシの女」の6作品がスクリーンで鑑賞できる貴重な機会となる。

「没後40年ロミー・シュナイダー映画祭」8月5日~25日、Bunkamura ル・シネマにて開催。

▼上映作品詳細
●「太陽が知っている 4K デジタルリマスター版」(1969)
監督:ジャック・ドレー
出演:ロミー・シュナイダーアラン・ドロンモーリス・ロネジェーン・バーキン
南仏サントロペでバカンスを過ごしていたジャン・ポールとマリアンヌだが、マリアンヌが招待したハリーと娘ペネロープがやってきてから雰囲気は一変した。ハリーはマリアンヌの元恋人で、ジャン・ポールはハリーに劣等感を抱えていたのだ…。4 人の男女の思惑が官能的かつ不穏に交錯し合う、太陽が眩いサントロペの別荘を舞台にした心理サスペンス。「太陽がいっぱい」の主演俳優ふたりが再共演した。
裕福な家庭の出身の男マックスは、犯罪者たちを必ず逮捕するという執念を燃やす一匹狼の刑事。しかし銀行強盗をとり逃してしまい忌々しい気持ちでいたところ、旧友アベルにばったり出くわす。アベルはチンピラの仲間たちと車や廃品などを盗んで生計を立てていた。アベルが連れてきた美しい娼婦リリーとも出会い、マックスは彼らが強盗を謀るように画策するのだが…ミシェル・ピコリとロミー・シュナイダーの名演から目が離せない。
画家の夫と別れ、ひとり娘と家を出たロザリーは、今は自動車解体業者のセザールと同棲中。そんなある日、ロザリーはかつての恋人ダヴィッドと出会う。全く異なるタイプのふたりの男性に愛される女性ロザリーをロミーが知的な魅力と共にドライに演じる大人のラブストーリー。イヴ・サンローランの衣装も見どころの一つ。
1940年、ラジオの修理屋を営む平凡な男ジュリアンは、ドイツ軍の侵攻のため妻子とともに住み慣れた村を出なければならなかった。妊娠中の妻と子供は客室に乗せ、自分は家畜車で移動するジュリアン。ある駅にて、彼は列車に乗り込もうとする若い女性アンナと出会う。最初は言葉も交わさなかったふたりだが、次第に求め合うようになってゆき…終始シンプルな黒いワンピースにひっつめた髪といういでたちながら、画面に存在感を漲らせるロミーの感動的な表情と、そのラストシーンは忘れ難い。
フランスの金融界を揺るがせた実在の女性、マルト・アノーの生涯をベースに、第一次大戦後、貧しい帽子売りから金融界に進出、フランス初の女銀行家となった女性の姿を描く。ゴダール、ロメール、トリュフォーらの作品に多数出演した名優、ジャン=クロード・ブリアリや同じくヌーヴェル・ヴァーグの作品に欠かせないマリー=フランス・ピジェ、「離愁」でもロミーと共演したジャン=ルイ・トランティニャンと豪華な俳優陣が顔を揃え、モリコーネの音楽が映画を彩る。
人権擁護委員会の代表であるマックスはパラグアイ大使との会見席上、彼の本名を確認すると打ち殺してしまう。マックスは留置所に面会にきた妻にいきさつを語り始める…ナチスへの憎悪と、父を殺された自分を育ててくれた義母への愛情、辛苦の体験を現代と交錯させて描く。本作の撮影は、ロミーが息子ダヴィットを不慮の事故で亡くした 3カ月後に始められ、また彼女の遺作になった。実の息子と同い年ぐらいの少年時代のマックス(ウェンデリン・ウェルナー)を見つめるロミーの悲痛ながらも美しい表情をカメラはとらえている。

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