岡田健史、共演した阿部サダヲに興味津々「家に行きたい」
2022年4月12日 20:00
櫛木理宇氏の小説を映画化したサイコサスペンス「死刑にいたる病」の完成披露試写会が4月12日、都内で行われ、ダブル主演の阿部サダヲと岡田健史、共演する岩田剛典、中山美穂、白石和彌監督(「凶悪」「孤狼の血」)が出席した。
連続殺人の罪で死刑判決を受けた榛村(阿部)が、最後の事件だけは冤罪だと訴え、顔見知りの大学生・雅也(岡田)に「犯人が他にいることを証明してほしい」と手紙で依頼。調査に乗り出した雅也は、想像を超えた真相にたどり着く。
主演を務めた阿部は「白石監督のアイデアが詰まった作品。ご覧になる皆さんには、岡田くん演じる雅也と自分を重ね合わせて、真犯人を想像してもられば。家に帰ったら、僕から手紙が届いているかもしれません」と不敵な笑みを浮かべた。
そんな阿部と対峙する役どころの岡田は、「阿部さんの家に行きたいなと思う。どんな生活をして、何を食べて、どんな役作りをしているのかと」と興味津々。阿部は「実際に家に呼んだら、僕が殺すと思っているのかな?」と怪訝そうな表情だった。
謎めいた長髪の男・金山役の岩田は「白石組には初参加。くせの強い役どころをいただき、とても光栄」と誇らしげ。阿部との共演を「目に光がまったく宿っていなくて、本当に殺されるなと(笑)。怖い数日間だった」と振り返った。雅也の母・衿子を演じた中山も、阿部の“狂演”を絶賛しつつ「普段はさわやかなコマーシャルに出ているのに、見ている皆さんが困ったりしないかな」と心配顔。これには、阿部も「さすがに、そこはわかってもらわないと」と苦笑いだった。
完成披露試写会には宮崎優、鈴木卓爾、佐藤玲、赤ペン瀧川、大下ヒロト、音尾琢真が同席した。音尾は白石監督の作品に10数本出演しており、「お歳暮を贈っているおかげかな。気持ちは形にすべきですから」とジョークを飛ばすと、白石監督はすかさず「(お歳暮は)関係ありますね」と返答。音尾は「今年も贈ります。お中元も贈ります」と声を弾ませた。