「誰かの花」東京再上映決定 奥田裕介監督「誰かの花になれたのかな」
2022年4月12日 19:00

1月29日より横浜シネマ・ジャック&ベティ、渋谷のユーロスペースほかで公開された奥田裕介監督作「誰かの花」が好評につき、4月16日から新宿K’s cinemaでの東京再上映が決定した。同17日には、奥田監督の長編デビュー作「世界を変えなかった不確かな罪」も同館にて一日限定で再上映される。
「誰かの花」は横浜シネマ・ジャック&ベティ30周年企画映画で、奥田監督の長編映画2作目。団地のベランダから落ちた植木鉢の事故をめぐる偽りと真実の数々をオリジナル脚本で描いた本作は、昨年の第34回東京国際映画祭「アジアの未来」部門に正式出品された。横浜出身の監督ならではの視点で、そこに住まう人と心を真摯に丁寧に捉えた“現代の悲劇と救い”の物語に各界より絶賛コメントが続々と寄せられ、鑑賞後の満足度も高い。コロナ禍の中でありながら口コミで広がりを見せ、各地で上映が続いている。
主演は「ケンとカズ」のカトウシンスケ、「東京家族」の吉行和子、「それでもボクはやってない」の高橋長英。さらに和田光沙、テイ龍進、篠原篤、村上穂乃佳、子役の太田琉星に加え、横浜に縁の深い大石吾朗、渡辺梓、寉岡萌希、堀春菜、笠松七海らが共演している。

奥田監督は東京再上映に際して、「『誰かの花』の上映が始まってからたくさんの方と出会うことができました。映画を愛する方はもちろん、ミニシアターに初めて来たという方、作品を何度も観てその度に感想をくださる方、熱心な俳優の方、そして“当事者”の方。認知症の家族がいる方や、被害者や加害者の方、または加害者に疑われた方が丁寧に、熱心に伝えてくださいました。そういったお話を聞くたびに『誰かの花』になれたのかなと、純粋に『撮ってよかった…』と思います。寒い冬にジャック&ベティから始まったこの映画が、暖かなこの季節までロングラン。そして早くも東京でムーブオーバーが決まったことは応援してくださる方々のおかげです。感謝いたします。そして、もう一つ感じるのが『一つの映画を映画館で観られる機会は限られている』ということです。ぜひこの機会に『誰かの花』ご覧ください。よろしくお願いします」と思いを述べている。
新宿K’s cinemaでは16日の上映後に奥田監督、カトウシンスケ(リモート)による舞台挨拶、21日には「異物 完全版」「転がるビー玉」の宇賀那健一監督と、22日には「よだかの片想い」(9月16日公開)の安川有果監督と奥田監督のトークイベントが予定されている。なお今後、全国15館以上での上映が決定している。
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