リブート版「クロウ」が遂に始動 主演はビル・スカルスガルド
2022年4月5日 17:00

度重なる不運に見舞われ再始動と頓挫を繰り返していたリブート版「クロウ 飛翔伝説」が、「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」のビル・スカルスガルドを主演に、「スノーホワイト」「ゴースト・イン・ザ・シェル」のルパート・サンダースを監督に迎え、今度こそ本格始動するようだ。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。
ジェームズ・オバーのグラフィックノベル「ザ・クロウ」を原作とする1994年のオリジナル版「クロウ 飛翔伝説」は、墓場からよみがえった不死身のヒーロー、エリックの哀しみに満ちた復讐を通して愛の不滅を謳ったダークファンタジー。興行面、批評面ともに成功を収めた同作は、主演を務めたブルース・リーの遺児ブランドン・リーが、撮影中の発砲事故により28歳の若さで死亡したことでも大きな話題を呼び、カルト的な人気を誇る伝説の映画となった。その後、96年にはフランスの人気俳優バンサン・ペレーズ主演による続編「ザ・クロウ」、2000年と05年にはそれぞれ、「The Crow: Salvation(原題)」「The Crow: Wicked Prayer(原題)」と計4本のシリーズ作品が存在する。
オリジナル版のプロデューサーであるエドワード・R・プレスマンが、原作グラフィックノベルのより忠実な映画化を目指して以前より温めてきたリブート版の企画だが、監督や主演が決まっては降板するなどなかなか進展が見られず、一度は棚上げの危機にさえ面していた。
17年には米ソニー・ピクチャーズが世界配給権を獲得し、「死霊館のシスター」のコリン・ハーディ監督、「アクアマン」のジェイソン・モモア主演でクランクイン寸前までこぎつけたものの、土壇場でモモアとハーディ監督が揃って降板。またしても振り出しに戻っていた。
幾多の困難を乗り越えようやく“飛翔”し始めたタイトル未定のリブート版は、「ドリームプラン」でアカデミー脚本賞にノミネートされた新鋭ザック・ベイリンが脚本を執筆。プレスマンとマルコム・グレイ(「21ブリッジ」)がプロデューサーを務め、6月にチェコ共和国のプラハでクランクインを予定している。
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