道枝駿佑、福本莉子をサプライズで祝福! 「今夜、世界からこの恋が消えても」クランクアップ
2022年3月15日 08:00
道枝駿佑(なにわ男子)と福本莉子が主演する「今夜、世界からこの恋が消えても」が3月上旬、クランクアップを迎えた。クランクインは2月。約1カ月間の撮影を経て、絆を深めた道枝と福本。撮影終了直後の現場では、道枝から福本へ“記憶に残る”サプライズ(https://youtu.be/oxdecauAOXQ)が敢行された。
「きみの瞳(め)が問いかけている」「夏への扉 キミのいる未来へ」の三木孝浩が監督を務め、「君は月夜に光り輝く」を輩出した電撃小説大賞の2019年受賞作(著:一条岬氏)を映画化。「君の膵臓をたべたい」の月川翔と、「明け方の若者たち」の松本花奈が脚本、「糸」で第44回日本アカデミー賞の優秀音楽賞を受賞した亀田誠治が音楽を手がける。
眠りにつくと記憶を失う難病・前向性健忘を患った日野真織(福本)と、そんな彼女を献身的に支えながら、自らも大きな秘密を隠し持つ青年・神谷透(道枝)のはかなくも切ない愛を描く。
福本がクランクアップを迎える数日前、一足先に撮影を終えていた道枝。共に撮影を走り切った福本を祝すべく、撮影最終日、密かに現場入りをしていた。自身を「サプライズ好き」と公言する道枝だったが、いざ本番となると、ソワソワし、かなり緊張した様子。だが、そのタイミングがくると、福本がカメラに向かい、撮影終了後のインタビューを受けている背後から登場し、しっかりと驚かせていた。
突然、道枝のサプライズを受けた福本は「え!え?!」と困惑。道枝は「莉子ちゃんが、真織でいてくれたからこそ、僕も透でいつづけることができましたし、今日も今まで1カ月積み上げてきたものを放出する大変なシーンでしたが、走り続けた莉子ちゃん、すごいと思います。本当にお疲れ様でした!」と感謝と労いの言葉と共に花束を贈った。「びっくりした!! 突然知らない人が入ってきたかと…!!」とまったく予想していなかった福本の様子を受け、「サプライズ大成功~!」と笑いと拍手が起こった。
道枝が贈った花束は、ドライフラワーの花束。今作のタイトル「今夜、世界からこの恋が消えても」に絡め、現場の思い出が消えずに残るようにと「消えないで残る=ドライフラワー」を選んだようだ。このドライフラワーの花は、道枝自らがチョイス。花言葉で「元気な女性」という意味のあるピンクのアジサイ、「感謝」という意味のカスミソウ、福本の好きな色であるブルーのカラーのスイートピー(花言葉:門出)、今作のイメージだという紫のスターチス(花言葉:永遠に変わらない)を選んでいる。
福本の好きな色がブルーであることも、撮影の合間に本人に気づかれないよう聞き込みをしたという道枝。福本は「それで、いきなりあんな質問を!」と当時、少し不思議には思っていたようだ。
「今夜、世界からこの恋が消えても」は、7月29日に全国東宝系で公開。道枝と福本のコメントは、以下の通り。
本当に濃い毎日を過ごせたので、クランクアップを迎えた今、寂しい気持ちでいっぱいです。初主演映画で分からないことも多く、人見知りなのでガツガツはいけなかったのですが、キャストの方やスタッフの皆さんとのコミュニケーションは意識して取るようにしていました。福本さんとは二度目の共演だったこともあり、気持ちも楽に、楽しく撮影に臨むことが出来ました。三木監督ともたくさんお話をさせて頂き、最初、透は声のトーンや姿勢も少し暗い印象なのですが、真織と出会ってから徐々に明るくなっていく過程を意識したり、これは僕個人がやっていたことなのですが、透は家事や料理をするので、爪は常に短い方が良いかなと、まめに切っていました。
この作品は、登場人物一人一人が悩みや葛藤を抱えていて、その葛藤に向かっていく姿や、足掻く姿が描かれています。幅広い世代の方に楽しんで頂けるような、儚くて尊い物語になっていると思いますし、自分としてもターニングポイントというか、記憶に残るような作品になると思います。
撮影を終えた実感がまだ湧かず、ぽわぽわしています(笑)。本当に明るく楽しい現場で、消えて欲しくない思い出ばかりです。真織は記憶障害を抱えている女の子で、最初は自分の中で腑に落ちず難しい役だったのですが、三木監督とも相談しながら撮影を進めていく中で、自分の中に落とし込むことが出来ました。
道枝さんは、原作を初めて読んだ時にも感じましたが、現場でも透くんそのもので、ご本人が持っている優しさや誠実さがこの役にピッタリでした。一度共演したことがあったので、リラックスしてお芝居することが出来ましたし、道枝さんが透くんで本当に良かったなと心から思ってます。
この作品は、原作ファンの方にも絶対的に楽しんで頂ける作品になっていると思いますし、私としてもこれからの20代前半の自分を代表する一作になると思っています。
台本を読んで何度も泣いてしまったのですが、その感動を早く皆さんにお届けしたいです。楽しみに待っていてください!
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