大泉洋、廣木隆一監督と「月の満ち欠け」主演で初タッグ! 有村架純×目黒蓮×柴咲コウも共闘
2022年2月22日 07:00
俳優の大泉洋が、佐藤正午氏の第157回直木賞受賞作を映画化する「月の満ち欠け」に主演し、日本映画界を30年間にわたり牽引し続ける廣木隆一監督と初タッグを組んでいることがわかった。さらに有村架純、「Snow Man」の目黒蓮、柴咲コウという人気・実力を兼ね備えた面々が結集していることも発表された。
累計発行部数26万部を超える同名原作は、「鳩の撃退法」でも知られる佐藤氏の最高傑作と評されている時を超えた珠玉のラブストーリー。主人公の小山内堅(大泉)は、愛する妻・梢(柴咲)と順風満帆の生活を送っていたが、不慮の事故で梢と娘・瑠璃を同時に失ってしまう。深い悲しみに沈む小山内のもとに三角哲彦と名乗る男(目黒)が訪れ、事故当日に瑠璃が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたという。そして、自分がかつて愛した“瑠璃”という女性(有村)について語り出す。それは数十年の時を超えて明かされる、儚くも鮮烈な許されざる恋の物語だった……。一見何の関係もない夫婦とかつての恋人たちをつなぐ、誰も想像もし得なかった数奇で壮大な愛の軌跡を描く。
近作「騙し絵の牙」(吉田大八監督)での熱演のほか、小栗旬主演で現在放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に源頼朝役で出演中の大泉が息吹を注ぐのは、幸せな日常から一転、数奇な運命に巻き込まれていく主人公の小山内。28歳から55歳までを演じるという難役に挑んだわけだが、「同じくらいの娘を持つ父親として、今まで演じた役で一番感情移入しやすく、それだけに、今まで演じてきた中で一番辛い役でした。でも最後には、どこか希望を持たせてくれる不思議な作品だと思います」と撮影を述懐する。
廣木監督の現場に関しては、「廣木組には初めて参加させていただきました。決して多くを語ってくれるわけではないのですが、こんなにも演じやすい場を与えてくれる監督も居ないと思いました。なんのひっかかりも、ストレスもなく、自然に役者がその世界にはいれるように撮影してくれていたのだと思います」と語り、廣木監督に最敬礼だ。
小山内の娘と同じ名前を持つ謎の女性・正木瑠璃に扮した有村にとって、廣木監督との仕事は「ストロボ・エッジ」「夏美のホタル」に続き3度目。映画、ドラマと引っ張りだこの実力派だが、恩師ともいえる廣木監督からのラブコールに出演を快諾したという。「廣木監督の前でお芝居をすることはいつも以上に緊張しますが、この空気感さえも懐かしく、どこか心地良さも覚えたように思います。寡黙な廣木監督ですが、監督が持つピュアさを演出から感じられて、この物語全体がどのような紡がれ方をするのか楽しみです」。
一方、グループとしてではなく単独での映画出演が初となる目黒は、有村演じる瑠璃との許されざる恋に落ちる大学生・三角役でオファーを受けた。「お話をいただいてすぐに原作を読ませていただきましたが、演じる三角という役どころがとても重要なことに驚きと不安を覚えたのと同時に、人柄が自分と重なる部分があり、『自分がやるべきだ』と少し運命を感じました」と話しており、一途にひとりの女性を愛する20歳の大学生と39歳の大人になった姿を体現している。
「ホリック xxxHOLiC」「沈黙のパレード」と公開待機作が途切れない柴咲は、銀幕デビュー作「東京ゴミ女」以来22年ぶりの廣木監督作となったが、「打ち合わせの段階からこちらの意見にも真摯に耳を傾けてくださいました」と喜びをかみ締めた様子だ。大泉とは「青天の霹靂」で時空を超えた親子として対峙しているが、「今回は夫婦役です。役の汲み取り方、お芝居の足し算・引き算、周りへの配慮、ブレない安定感…、またもや大泉洋の人間としての魅力を感じました」とコメントを寄せている。
撮影は昨年11~12月に行っている。松竹配給の「月の満ち欠け」は、今冬に全国で公開。
なお主要キャストと廣木監督のコメント全文は、以下の通り。
今回演じた小山内堅という役は、同じくらいの娘を持つ父親として、今まで演じた役で一番感情移入しやすく、それだけに、今まで演じてきた中で一番辛い役でした。でも最後には、どこか希望を持たせてくれる不思議な作品だと思います。廣木組には初めて参加させていただきました。決して多くを語ってくれるわけではないのですが、こんなにも演じやすい場を与えてくれる監督も居ないと思いました。なんのひっかかりも、ストレスもなく、自然に役者がその世界に入れるように撮影してくれていたのだと思います。『月の満ち欠け』という作品は様々な人々の愛に溢れた映画です。辛いのに、幸せな気持ちになる、そんな不思議な体験を是非味わっていただきたい。どうか劇場でご覧になって、ご自身の大切な人に思いを馳せていただけたら嬉しいです。
何度生まれ変わっても会いたいと思える人に一生涯で出会えるとしたら。ロマンさえも感じてしまう人生の壮大さを最初に脚本を読んだ時に感じました。また、個人的な話にはなりますが、廣木監督の作品に参加させていただくのは三度目になります。廣木監督の前でお芝居をすることはいつも以上に緊張しますが、この空気感さえも懐かしく、どこか心地良さも覚えたように思います。寡黙な廣木監督ですが、監督が持つピュアさを演出から感じられて、この物語全体がどのような紡がれ方をするのか楽しみです。夢のような、現実のような不思議なことがもし起こったとしたら。自分は一体誰の生まれ変わりなんだろう、そんなことを想像できるのも作品の良さなのかもしれません。公開を楽しみにしていてください。
お話を頂いてすぐに原作を読ませていただきましたが、演じる三角という役どころがとても重要なことに驚きと不安を覚えたのと同時に、人柄が自分と重なる部分があり、「自分がやるべきだ」と少し運命を感じました。大泉洋さんとは初共演でしたが、現場での立ち振る舞いや作品に対しての向き合い方が素敵で勉強になることばかりでしたし、素晴らしい共演者、スタッフの皆様と、廣木組の一員となって作品を作り上げられる機会を頂けたことが本当に有り難かったです。今後の自分の大きな宝になる作品と巡り会えたと確信しております。
梢は一見すると、自己主張の強いタイプではなく、家族をフワっと包み込むような優しく朗らかな女性ですが、奥に秘めた、愛を貫く強い意思があります。そんなキャラクターを演出してくださったのは20年ぶりにご一緒させていただくことになった廣木隆一監督。打ち合わせの段階からこちらの意見にも真摯に耳を傾けてくださいました。堅役の大泉洋さんとは、以前時を超えた親子役で共演。今回は夫婦役です。役の汲み取り方、お芝居の足し算・引き算、周りへの配慮、ブレない安定感…、またもや大泉洋の人間としての魅力を感じました。私も大好きな「月」がキーとなる作品。どのような仕上がりになっているのか私も今から楽しみです。
日本映画で憧れの曲が流れる映画です。懐かしい高田馬場のオープンセットも見られてこんな素敵なキャストと原作と内容でいい映画になってほしいと思ってます、いやなってるはずです、きっと。映画を見てくれた皆さんがある日何処かで月を眺める機会があったらもう一度この映画を思い出してくれたら嬉しいです。
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