【全米映画ランキング】「Jackass Forever」がV エメリッヒ監督の新作は2位デビュー
2022年2月9日 17:00
3本の新作が公開された先週末の全米ボックスオフィスは、MTVの人気リアリティコメディ「ジャッカス」の劇場版最新作「Jackass Forever」が約2350万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
20年前に公開された劇場版第1作から数えてシリーズ5作目(スピンオフを含めると6作目)となる本作。過激ないたずらとスタントを巡る騒動を長年カメラに収めてきた同シリーズだが、50歳になったメインキャストのジョニー・ノックスビルは「自分がジャッカスに関わるのは今回で最後」と語っている。OP興収も上々で批評家受けもよく、「ノックスビルによる最後のジャッカス」ということもあり、シリーズ最大のヒットになる可能性もある。
約1000万ドルのOP興収で2位デビューとなったのは、「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」「2012」などのディザスター映画で知られるローランド・エメリッヒ監督の最新作「ムーンフォール(原題)」。今回は月が軌道から外れ、地球に衝突する危機と、地球消滅を防ごうと月に旅立つ2人の元宇宙飛行士の活躍が描かれる。批評家から厳しいレビューが多く寄せられても興行にはそれほど影響しないエメリッヒ作品だが、今回は批評も興行も苦しいスタートになってしまった。出演はハル・ベリー、パトリック・ウィルソン、ジョン・ブラッドリー、マイケル・ペーニャ、ドナルド・サザーランド。
3位は「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」。公開8週目の週末は約960万ドルの興収で、累計は約7億4900万ドルに。北米歴代3位の「アバター」(09年/最終興収約7億6050万ドル)まであと1200万ドルに迫っている。
その他10位には、カナダの荒野を舞台に、兄弟のように育てられる狼とライオンの子の成長を描いたファミリー向け動物映画「The Wolf and the Lion」が滑り込んだ。
第56回スーパーボウルを迎える今週末は、アガサ・クリスティの名作小説をケネス・ブラナー監督・主演で映画化した大ヒットミステリー第2弾「ナイル殺人事件」(ガル・ガドット、アーミー・ハマー、レティーシャ・ライト、アネット・ベニング出演)、ジェニファー・ロペス製作・主演のラブストーリー「マリー・ミー」に、リーアム・ニーソン主演のアクションスリラー「Blacklight」などが公開される。