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奥田裕介監督「誰かの花」に深田晃司監督、漫画家・奥浩哉氏ら絶賛コメント続々

2022年2月3日 13:00

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初日舞台挨拶に登壇した奥田裕介監督、カトウシンスケ、吉行和子
初日舞台挨拶に登壇した奥田裕介監督、カトウシンスケ、吉行和子

1月29日より横浜シネマ・ジャック&ベティ、ユーロスペースほかで公開された奥田裕介監督「誰かの花」は初日満員のスタートを切り、深田晃司監督、漫画家の奥浩哉氏ら各界より絶賛コメントが続々と寄せられている。

本作は横浜シネマ・ジャック&ベティ30周年企画映画。奥田監督は、劇場デビュー作「世界を変えなかった不確かな罪」(2017)で高い評価を受けた注目の新しい才能だ。長編映画2作目の本作では、団地のベランダから落ちた植木鉢の事故をめぐる偽りと真実の数々をオリジナル脚本で描き、第34回東京国際映画祭「アジアの未来」部門に正式出品された。横浜出身の監督ならではの視点で、そこに住まう人と心を真摯に丁寧に捉えた“現代の悲劇と救い”の物語に注目が集まっている。

主演は「ケンとカズ」のカトウシンスケ、「東京家族」の吉行和子、「それでもボクはやってない」の高橋長英。さらに和田光沙テイ龍進篠原篤村上穂乃佳らの演技派俳優、子役の太田琉星に加え、横浜に縁の深い大石吾朗渡辺梓寉岡萌希堀春菜笠松七海らが共演している。

淵に立つ」などで世界的な評価を得ている深田監督は、「崩れる寸前の積み木のような緊張感と鮮烈な風と光に魅せられました。 そしてカトウシンスケさんの『さよなら』。これを聞くためにも見て欲しい作品でした」とコメント。

GANTZ」などの漫画家・奥浩哉氏は、「痴呆症の同居の父による植木鉢落下事故という現実でも本当に起こってそうな題材をリアルタッチで顛末を描いていて、非常に興味深く観た。主演のカトウシンスケは存在感があり良い味を出していた。吉行和子高橋長英のベテラン勢も安定感のある演技で映画に自然と没入できた。奥田裕介監督が撮影に4年かけたと言うことだけあり、ワンカットごとの演技の細かさリアリズムは見応えがあった」と絶賛。他にドキュメンタリー監督の日向史有氏、ピアノ弾き語りソロアーティストの日食なつこ氏、HONEBONEのEMILY(ミュージシャン)、漫画家の安田弘之氏らがコメントを寄せている。

また、ユーロスペースでは上映後にゲストを迎えて奥田監督とトークショーを実施。これまでに藤元明緒監督、中野量太監督、小路紘史監督が登壇。5日からはラッパーでラジオパーソナリティの宇多丸氏、吉野竜平監督、吉田恵輔監督が登壇予定となっている。

なお奥田監督は、文化庁委託事業の令和3年度日本映画海外発信事業「ベルリン国際映画祭 日本人新人監督海外プロモーション」で、ベルリン国際映画祭及び併設見本市へオンライン派遣する若手日本人映画監督の一人にも選出された。

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