宮沢りえ、演技プランを提案も……「あっ、いらないです」と監督が即却下
2022年1月8日 14:25
ことなかれ主義の議員秘書(窪田)と熱意が空回りしてばかりの二世候補者(宮沢)が、波乱に満ちた地方都市の選挙戦で勝利を目指す。「東京ウィンドオーケストラ」「ピンカートンに会いにいく」の坂下監督が、約5年をかけて執筆したオリジナル脚本を映画化。赤楚をはじめ、共演する内田慈、小市慢太郎、音尾琢真が秘書チームの面々を演じた。1月7日に全国219スクリーンで封切られた。
本作で初めて議員秘書を演じた窪田は「お世話係という意味で、もしも自分がマネージャーの立場だったらという目線で考えた。秘書の役を通して、(マネージャー側が)何か言いやすい環境を、こちらから作らないといけないなと思った」と役作りを回想。「笑顔の力が、人をポジティブにする。笑いの中で核心を突いていて、どこか他人事に思えない部分もあるはず」と見どころをアピールした。
宮沢はコメディ映画に本格挑戦し「何が笑いかは考えず、目の前に起こる疑問に対して、発言したり行動する。そんなピュアさを大事にした」と振り返り、「炎上系ユーチューバーにブチきれるシーンは気持ち良かった。ああいう場を与えられると、思いきり人をぶったり蹴ったりしてもいいんだなって(笑)」と会心の笑顔を見せた。
また、「共演した皆さんのリアクションが面白く、私も(俳優として)色気が出てしまい、監督に『こうしたらいいんじゃないでしょうか』と提案もしたが、『あっ、いらないです』と即答される毎日だった」と明かす場面も。この発言に、坂下監督は恐縮しつつ「スケジュールが短めだったので、悩んだり迷ってはいられないと思い、普段は書かない絵コンテも事前に準備した」と告白。宮沢は「疑問にも提案にも即答してくださり、やりやすかったです。ビジョンがしっかりあるんだなと」と納得の表情だった。
共演する赤楚は「台本を読むと、(社会常識とかけ離れていて)疑問を抱く部分もあるんですが、僕の役は何も感じず全部を受け入れる性格。そんなスタンスを大切にした」と役作りについて話していた。
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