40年連れ添った夫婦のさよならと始まり 下元史朗&烏丸せつこ主演「なん・なんだ」予告編
2021年12月10日 13:00

下元史朗と烏丸せつこがダブル主演し、40年連れ添った夫婦がこれまでの人生、これからの生き方について向き合い、リスタートするまでを描いた「なん・なんだ」の公開が2022年1月15日に決定。あわせて、予告編が公開された。
結婚してもうすぐ40年になる三郎と美智子。ある日、文学講座に行くと出かけた美智子が交通事故に合い昏睡状態に。途方に暮れる中、美智子の趣味だった残されたカメラを現像してみると見知らぬ男の姿が映っていた。困惑した三郎は娘の知美とともに、浮気相手探しの旅を始める。予告映像では、今まで知らなかった妻の秘密を知り困惑する夫の姿が映し出されている。
メガホンを取るのは、前作「テイクオーバーゾーン」(19)が東京国際映画祭で評価された山嵜晋平。誰にでも訪れる「老い」や「夫婦」であること、「家族」であることを題材にした監督の原案を妻の秘密に触れ、そこから過去を辿っていく夫という40年を経た夫婦のさよならと始まりの物語に昇華させたのは、「戦争と一人の女」(12)や「さよなら歌舞伎町」(14)を手がけた脚本家の中野太。
夫の三郎役は、「痛くない死に方」(20)での好演が記憶に新しい下元。ピンク映画の傑作「襲られた女」(81/高橋伴明)などでも知られる名優が、妻への不審に心を揺らす男の悲哀を体現した。妻・美智子役には、「四季・奈津子」(80)で日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を受賞し、近年はNHK連続テレビ小説「スカーレット」でも、その存在感を確かなものにした烏丸せつこ。娘役に「岬の兄妹」(19)にて、高崎映画祭最優秀新進女優賞を受賞した和田光沙。さらに、喉頭癌手術で声帯を失うも、「バット・オンリー・ラヴ」(16)で監督、主演復帰を果たした佐野和宏が重要な役柄を演じる。名女優、三島ゆり子も参加し、実力派俳優陣が若手監督の新しい一歩を支える。
本作を一足早く鑑賞した高橋伴明監督は「ばらばらの家族、なのに確り繋がっている家族。これは“赦し”の映画なのだろうか。だとしたら、赦しが孕む残酷さに泣けるのかもしれない」とコメントを寄せている。
「なん・なんだ」は、22年1月15日から新宿K’s cinemaほか全国順次公開。
(C)なん・なんだ製作運動体
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