実在の元モデル従軍記者を描くケイト・ウィンスレット主演作 ジュード・ロウ、マリオン・コティヤールらが出演
2021年11月4日 22:00
ケイト・ウィンスレット主演の新作映画「リー(原題)」に、ジュード・ロウ、マリオン・コティヤール、アンドレア・ライズボロー、ジョシュ・オコナーが出演することがわかった。
「リー(原題)」は、ヴォーグ誌のファッションモデルからファッションフォトグラファー、従軍記者となったリー・ミラーを題材にした作品。ナチス・ドイツの真実を暴こうと、報道写真家として第2次世界大戦の前線に赴いたミラー(ウィンスレット)が、裏切りの末に自らの過去と向き合うことになる姿を描く。
「エターナル・サンシャイン」「ヴェルサイユの宮廷庭師」でウィンスレットと組んだ撮影監督で、アカデミー賞にノミネートされた2008年のドキュメンタリー「The Betrayal(原題)」で共同監督を務めたエレン・クラスが、劇映画初メガホンをとる。
米Deadlineによれば、ライズボローは英ヴォーグ誌の敏腕編集者でミラーと親友だったが、ミラー撮影のダッハウ強制収容所の写真を掲載しなかったオードリー・ウィザーズ役、コティヤールは仏ヴォーグ誌ファッションディレクターでナチスによってフレンヌ刑務所に収容されたミラーの友人ソランジュ・ダイアン役を演じる。また、ロウはミラーと結婚した画家、詩人のローランド・ペンローズ役、オコナーはミラーの息子アントニー・ペンローズ役を演じる。
息子アントニーが執筆した手記「The Lives of Lee Miller」を下敷きに、WGA賞受賞の脚本家リズ・ハンナ(「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」)が脚本を執筆。ハンナが製作総指揮、ホップスコッチ・フィーチャーズのトロイ・ラムとアンドリュー・メイソンがウィンスレットとともにプロデューサーを務め、2022年晩夏か初秋に東欧とロンドンで撮影開始予定だ。