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「原爆の父」描くクリストファー・ノーラン監督新作、主演はキリアン・マーフィ

2021年10月13日 14:00

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キリアン・マーフィ
キリアン・マーフィ
Photo by Arturo Holmes/WireImage, Getty Images

「原爆の父」と呼ばれた米物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材にしたクリストファー・ノーラン監督の次回作で、キリアン・マーフィが主演を務めることが決定した。ハリウッド・レポーターほか米メディアが一斉に報じている。

争奪戦の末に同作の配給権を獲得した米ユニバーサル・ピクチャーズは、マーフィのキャスティングにあわせて、タイトルが「オッペンハイマー(原題)」に決まったこと、また、2023年7月21日に全米公開予定であることを発表した。

同作は、05年のピュリッツァー賞を受賞したカイ・バード&マーティン・J・シャーウィン共著によるノンフィクション本「American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer(原題)」を下敷きに、第2次世界大戦中、マンハッタン計画を指揮して世界で初めて原子爆弾の開発に成功したオッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を描く。ユニバーサルは、今作の内容について「世界を滅亡から救う手段として大量破壊兵器の開発に身を尽くすという、矛盾と謎に満ちたひとりの男の物語を、スリリングかつ壮大なスケールで描く一大巨編」と明かしている。

ノーラン監督の妻で創作パートナーでもあるエマ・トーマスチャールズ・ローベン(「ワンダーウーマン」)がプロデュース、ノーラン監督が自身の脚本をもとにメガホンをとる同作は、22年初頭にクランクインの予定で、65ミリラージフォーマット用IMAXカメラで撮影するとのこと。「インターステラー」「ダンケルク」「TENET テネット」と、立て続けにノーラン監督作を手がけてきたホイテ・バン・ホイテマが、再び撮影監督を務めるという。

アイルランド出身の個性派俳優マーフィは、2005年の「バットマン ビギンズ」で悪役スケアクロウを怪演。その続編となる「ダークナイト」(08)、「ダークナイト ライジング」(12)にも同役で続投したのち、SFアクション「インセプション」(10)、戦争大作「ダンケルク」(17)にも出演するなど、ノーラン監督作の常連として知られるものの、ノーラン監督作で主演を務めるのは今回が初となる。

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