ルッソ兄弟が映画化を熱望した衝撃の実話 「モスル あるSWAT部隊の戦い」11月19日公開
2021年9月30日 08:00

「アベンジャーズ」シリーズのアンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ兄弟がプロデュースした「MOSUL(原題)」が、「モスル あるSWAT部隊の戦い」の邦題で11月19日よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開されることが決定した。あわせて、日本版ポスタービジュアルが披露された。
本作は米ニューヨーカー誌に掲載された記事を、ルッソ兄弟がプロデュースを熱望して映画化した戦争アクションドラマ。IS(イスラム過激派組織)に家、家族、故郷を奪われた男たちが命がけでゲリラ戦を仕掛けるさまを描く。
長引く紛争で荒廃したイラク第2の都市モスル。21歳の新米警察官カーワは、重武装したISに襲われたところをあるSWAT部隊に救われる。部隊を率いるジャーセム少佐は、カーワがISに身内を殺されたと聞き、その場で彼をSWATの一員に徴兵。本部命令を無視して独自に戦闘を行う彼らは、十数名の元警察官からなる特殊部隊だった。激しい戦闘で仲間を失っていく中、絶望的な状況に直面するも、部隊はISの要塞に向かうことを決断する。そこには、彼らの隠された任務があった。
全編がアラビア語で製作された本作は、ルッソ兄弟の手腕によって壮絶なアクションが展開。第76回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門、第44回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門に正式出品され、話題を集めた。しかし、世界各国で注目を浴びたことにより、キャストのSNSアカウントには、IS組織のメンバーやその支持者から脅迫メッセージが寄せられたという。
メガホンをとったのは、「ワールド・ウォーZ」のマシュー・マイケル・カーナハン監督。ジャーセム少佐役は「ハート・ロッカー」のスヘール・ダッバーシ、カーワ役はルッソ兄弟製作の「タイラー・レイク 命の奪還」のアダム・ベッサが演じる。
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