巨匠コッポラが念願の企画「Megalopolis」に着手 豪華キャストたちの名前が浮上
2021年9月4日 11:00

「ゴッドファーザー」3部作、「地獄の黙示録」などの傑作を手がけてきた82歳の巨匠フランシス・フォード・コッポラが、長年あたためてきた企画「Megalopolis(原題)」の実現に向けて再び動き出したようだ。
米Deadlineによれば、コッポラ監督はキャスト候補としてオスカー・アイザック、フォレスト・ウィテカー、ケイト・ブランシェット、ジョン・ボイト、ゼンデイヤ、ミシェル・ファイファー、ジェシカ・ラングらと話し合いを持っているとのこと。また、「ゴッドファーザー」のソニー役で有名なジェームズ・カーンも出演するようだ。
「Megalopolis(原題)」は、製作費1億~1億2000万ドルが見込まれる大作で、ある建築家が災害で壊滅状態になった米ニューヨークをユートピアとして再建しようとする物語。約20年前にニューヨークで第2班による撮影が行われたが、9.11の同時多発テロ事件により製作は頓挫した。
しかしコッポラ監督がこの企画にかける思いは強く、先頃カリフォルニア・ソノマ郡に所有する広大なワイナリーの一部をデリカート・ファミリー・ヴィンヤーズに売却したことで、ローンを組む資金ができたという。「Megalopolis(原題)」は世界的な気候変動や感染症蔓延、政治の二極化など不安定な世の中を生きる現代の若者、そして社会に向けて希望を与える壮大なスケールの作品になるようだ。
コッポラ監督は、「もう宗教戦争みたいなもので、理にかなっているかどうかは関係ない。大事なのは私が20年前、40年前の自分と変わらないということだ。身銭を削ってでも、念願の企画を実現させたいといまでも思っているし、必要なら1億ドル出せる。出したくないけれど、そうせざるを得ないなら出すだろう。いまはこの映画を作ることに集中していて、2022年の秋には撮影したい」と語っている。
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