一枚の写真が世界を呼び覚ます ジョニー・デップ製作&主演「MINAMATA」9月23日公開
2021年7月2日 07:00
ジョニー・デップが主演と製作を担った映画「MINAMATA(原題)」が、「MINAMATA ミナマタ」の邦題で、9月23日に公開されることが決定した。デップ自身が長年の憧れだったと語る写真家ユージン・スミスを演じ、水俣病の存在を世界に知らしめるまでの物語を紡ぐ。日本版ビジュアルには、「一枚の写真が世界を呼び覚ます」というコピーが切り取られている。
本作の題材は、熊本・水俣市のチッソ工場の工業排水を原因とし、現在まで補償や救済をめぐる問題が続く、日本の「四大公害病」のひとつである水俣病。その存在を世界に伝えたのは、ユージンとその妻アイリーン・美緒子・スミスが1975年に発表した写真集「MINAMATA」だった。
デップは同写真集をもとに、「映画の持つ力をフルに活用して、この歴史は語り継がれなければならない」と映画化を熱望。遂に実現した映画版には、ビル・ナイ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子ら実力派キャストが集結し、坂本龍一が音楽を手掛けた。
ビジュアルには、水俣の広大な空と海のもと、ユージンがカメラを持ち、水俣の現状を世界に伝えるべく、鋭い眼差しで何かをとらえようとするさまが確認できる。さらに本日7月2日の正午から、ムビチケ前売券(オンライン)の販売がスタート。購入者全員に、デップの姿をおさめたオリジナルのバーチャル背景がプレゼントされる。また抽選で、写真集「MINAMATA」(1点)、非売品の海外版ポスター(3点)がもらえるキャンペーンも実施。ムビチケの販売は7月2日の正午から9月22日まで、キャンペーンは9月30日までとなっており、詳細はウェブサイト(https://mvtk.jp/campaign/minamata)で確認できる。
「MINAMATA ミナマタ」は、9月23日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。