終戦後もジャングルで30年過ごした小野田寛郎さんの物語がカンヌ映画祭「ある視点」部門オープニング作品に
2021年6月15日 13:30

太平洋戦争の終わりを迎えた後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島にて孤独な日々を過ごし、約30年後の1974年、51歳で日本に帰還した小野田寛郎(おのだひろお)旧陸軍少尉の物語を、フランスの新鋭監督が全編日本語、日本人キャストで撮りあげた「ONODA(原題)」が、第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門のオープニング作品に選ばれた。フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本の合作で、遠藤雄弥と津田寛治がダブル主演を務める。

監督は、長編デビュー作「汚れたダイヤモンド」(2016)でフランス批評家協会賞・新人監督賞のほか数々の賞を総なめにし、社会派の作品を得意とする新鋭実力派アルチュール・アラリ。全編日本語での演出にこだわり、徹底したリサーチと演出力で、小野田という1人の男がジャングルで生き抜いた孤独と壮絶な日々を描い鬼気迫るドラマを完成させた。

カンヌ映画祭の公式セレクションの一部門である「ある視点」(Un Certain Regard)は、新人&ベテランの監督作関わらず、広く「独自で特異な」作品群が選考される。毎年、世界各国から20本ほどの作品が選出されており、過去には、黒沢清監督が「トウキョウソナタ」(08)で審査員賞、「岸辺の旅」(15)にて監督賞を受賞 。また翌年の2016年は深田晃司監督が「淵に立つ」(16)で審査員賞を受賞するなど、多くの日本の映画監督の秀作が輩出されている。オープニング上映作品として日本人俳優が関わる作品が選出されるのは河瀬直美監督作「あん」(15)以来の快挙となる。
「ONODA(原題)」は(https://onoda-movie.com)2021年秋、日本公開予定。
この度、映画「ONODA(原題)」で小野田寛郎(青年期)役を演じさせていただいた、遠藤雄弥です。
まずは、共演者の皆様、アラリ監督をはじめ、スタッフ関係者の皆様に御祝いと感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
アラリ監督から撮影イン前に、これから始まる撮影はとても大きな冒険になる。この大冒険を最後まで一緒に楽しみましょう!というメールをいただきました。
まさに、その大冒険は映画そのものであり、人生そのものでした。
この作品を通して、少しでも皆様の心に響けば幸いです。
そして、皆様の健康と幸せを心から祈っております。
映画「ONODA(原題)」お楽しみ下さい。
自分の主演作がカンヌ国際映画祭で上映されるという夢が叶うことになり、感無量です。アルチュール・アラリ監督に出会えて本当に良かったです。若きフランスの映画監督が一人の日本兵に心動かされ、何年もの月日をかけて映画にしたこの作品に参加したことは、僕の人生において大きな事件でした。日常と非日常に境はない、だからこそ夢は実現するんだということを、南国のジャングルの現場にて学べたのです。
アラリ監督、そして小野田少尉、素敵な現実をありがとう!
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