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ワインスタインのセクハラ事件を映画化 キャリー・マリガン&ゾーイ・カザンがNYタイムズ紙記者役で主演交渉中

2021年6月10日 11:00

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キャリー・マリガン(左)&ゾーイ・カザン(右)
キャリー・マリガン(左)&ゾーイ・カザン(右)
Photo by Dia Dipasupil/Getty Images Photo by Jamie McCarthy/Getty Images

ハーベイ・ワインスタインの長年にわたるセクハラと性的暴行を暴いた、米ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンターによるベストセラー回顧録が映画化されることが明らかになった。

米ユニバーサル・ピクチャーズが製作する新作「She Said(原題)」は、「プロミシング・ヤング・ウーマン」でアカデミー賞にノミネートされたキャリー・マリガンと、「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」のゾーイ・カザンが、トゥーイーとカンター役でそれぞれ主演交渉を進めている。

米Deadlineによれば、トゥーイーとカンターの共著「その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い」をもとに、アカデミー賞外国語映画賞に輝いた「イーダ」のレベッカ・レンキェビチが脚本を執筆。超正統派ユダヤ教徒のコミュニティから逃亡する女性を描いたNetflixドラマ「アンオーソドックス」のマリア・シュラーダーが監督を務める。

トゥーイーとカンターは2017年10月5日、ニューヨーク・タイムズ紙で当時ハリウッドの超大物プロデューサーだったハーベイ・ワインスタインが行ってきた犯罪を白日の下にさらした。何十年にもわたる女性たちへのセクハラや性的暴行について、金銭による示談や隠蔽工作の実態なども暴いたこの記事は、#MeToo、#TimesUp運動が世界的に広がるきっかけとなり、ワインスタインは20年3月に禁錮23年の実刑が言い渡された。

新作「She Said(原題)」は、入念な取材を重ね、脅迫などの妨害に遭いながらもハリウッドの搾取や権力構造に光をあてたトゥーイーとカンターの奮闘を描き、「スポットライト 世紀のスクープ」や「大統領の陰謀」のような作品になるようだ。

アンナプルナ・ピクチャーズとプランBが18年に原作の映画化権を獲得。アンナプルナのミーガン・エリソンとスー・ネーグル、プランBのブラッド・ピットデデ・ガードナージェレミー・クライナーがプロデュースし、今夏クランクインが予定されている。

マリガンとカザンはこれまで2008年のブロードウェイ舞台「かもめ」で共演。また、カザンがパートナーのポール・ダノと共同脚本を手がけた映画「ワイルドライフ」にマリガンが主演している。マリガン主演の新作「プロミシング・ヤング・ウーマン」は7月16日から日本公開。

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