「大魔神」55年の歳月を経てスクリーンに復活! 三池崇史監督「妖怪大戦争 ガーディアンズ」本予告完成
2021年6月8日 08:00

三池崇史監督の最新作「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の本予告編(https://youtu.be/8C2CDjvjQUQ)、本ポスター、新場面写真がお披露目。日本特撮界の象徴ともいえる“大魔神”が、映画館のスクリーンへ55年ぶりに帰ってくることがわかった。
「妖怪大戦争」は1968年に大映が製作・配給した特撮映画で、2005年には三池監督が神木隆之介主演でリメイクし、興行収入20億円の大ヒットを記録。三池監督が再びメガホンをとる本作では、名子役・寺田心が、伝説の妖怪ハンターの血を継ぐ所沢市の小学生・渡辺ケイを演じる。狐面の女役の杉咲花、狸の総帥・隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)役の大沢たかおをはじめ、猪股怜生、安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子、赤楚衛二、SUMIRE、北村一輝、松嶋菜々子、岡村隆史、遠藤憲一、石橋蓮司、大森南朋、柄本明らが顔をそろえている。
(C)2021「妖怪大戦争」ガーディアンズ“大魔神”は、大映(現:KADOKAWA)が製作・公開した日本映画の特撮時代劇シリーズ3部作「大魔神」「大魔神怒る」「大魔神逆襲」に登場するキャラクターだ。1966年に公開された「大魔神」では、丹波の国にある魔神の山の阿羅羯磨(あらかつま)という武神像として、領民たちから信仰されていた。普段は穏やかな表情だが、怒りが頂点に達すると憤怒の形相に変化。怒り狂いながら、破壊の限りを尽くす。前身は鎧で覆われ、腰には刀。身長は4.5メートルという設定だ。

「妖怪大戦争 ガーディアンズ」では、埼玉の将軍塚に眠る古代の巨大な武神として、妖怪獣に対抗するための“最後の切り札”として参戦。古代の妖怪ハンターの血を引く渡辺兄弟(寺田、猪股)の手によってのみ蘇るという、敵か味方かわからない役どころだ。同作での“大魔神デザイン”は、「ゴジラ FINAL WARS」のモンスターデザイン、「仮面ライダーW」のクリーチャーデザイン、ハリウッド映画「エンジェルウォーズ」のコンセプトデザインを手がけた寺田克也が担当。身長は9.8メートルにスケールアップし、よりたくましいデザインとなっている。

製作総指揮の角川歴彦氏は「とてつもないスケールの映画を作りたい」という野望、「日本でもアメリカの『アベンジャーズ』シリーズに負けないヒーローアドベンチャーを作れることを証明したい」と語る。これまでリメイクの話が立ち上がりつつも、実現には至らなかった「大魔神」。半世紀の時を経て妖怪たちとの夢の競演を果たすことになった経緯について、三池監督は「今、この時代、大魔神が蘇るのは必然。ちょっと迷惑な愛の大暴走をお楽しみに!」と明かしている。
(C)2021「妖怪大戦争」ガーディアンズフォッサマグナに眠る怨念の集合体「妖怪獣」の脅威にさらされる日本列島。この危機に立ち向かうべく妖怪たちは伝説の武神を復活させる手立てを講じている。予告編では、気弱なケイが勇気をふり絞り「ぼくが相手だ!」と叫んで妖刀を引き抜く光景を活写。それを皮切りに、“大魔神”が怒りの表情でにらみつけ、狐面の女の素顔が発覚。腹から太鼓が飛び出し、手下の808匹の狸と一斉に腹を打ち鳴らす隠神刑部、雅楽器を持った謎の3人の姿も。ガレキとなった街を背景に、決戦へと向かう妖怪たちと“大魔神”。そこに「いきものがかり」の書き下ろし主題歌「ええじゃないか」が流れるという“ド派手で画が強すぎる”内容となっている。
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