「漁港の肉子ちゃん」美術監督が参考にしたのはフランス映画「ショコラ」だった
2021年6月4日 10:00

明石家さんまが企画・プロデュースする「漁港の肉子ちゃん」のアートブックが、公開日である6月11日に発売することが決定。あわせて、美術監督の木村真二(「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」)が手掛けた背景美術の画像が披露された。
本作は、西加奈子氏のベストセラー小説を原作に、ワケあり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がつなぐ奇跡を描く感動のハートフルコメディ。「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」「映画 えんとつ町のプペル」などのSTUDIO4℃がアニメーション制作を手掛け、監督は、「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」「海獣の子供」の渡辺歩が務める。

披露されたのは、肉子とキクコが暮らす漁船の家の全貌、漁船とは思えないほど生活感あふれる内部の様子、また肉子が働く漁港の町の唯一の焼肉屋「うをがし」の地域になじんだ情緒あふれる外観など。母娘の愉快な暮らしぶりと、ノスタルジックな漁港の景色・季節の移り変わりが鮮やかに美しく描き出されている。
(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会背景は、いくつか見て回った日本の漁港の風景をミックスして、オリジナルの架空の町を作り上げていったそう。木村は「原作の舞台が日本だという前提の中でも、ちょっと面白味が必要だと思っていました」とさらなる工夫を凝らし、ジュリエット・ビノシュとジョニー・デップが共演したフランス映画「ショコラ」をイメージしたという。
「あの映画は、一組の母娘が知らない土地に流れてきて、チョコレート店を開店するという、すごくいい話で。また色味も含めて、その町の雰囲気が素敵なんですよね。本作でも、そういうほのぼのとした田舎の風景を伝えられればと思いました」と、他の町から漁港へ引っ越してきた肉子とキクコという母娘の物語を重ねて、インスピレーションを得たことを明かしている。
「漁港の肉子ちゃん」は、6月11日から全国公開。アートブック「『漁港の肉子ちゃん』ARTBOOK」(2750円)も同日発売。また、「une nana cool」とタッグを組み、6月4日から期間限定でSTUDIO4℃のオンライン原画展が開催されることも決定した。詳細はホームページ(https://www.une-nana-cool.com/gyokononikukochan/index.php)に掲載される。
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